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駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道) 【北海道地区代表】

2013.11.13

第44回明治神宮野球大会 チーム紹介 駒沢大学附属苫小牧高等学校(北海道) 【北海道地区代表】

駒澤大学附属苫小牧高等学校(北海道)北海道地区8年ぶり3回目

チーム紹介

    昨秋、今夏と準優勝に泣いた[stadium]札幌円山球場[/stadium]でついに頂点に立った。佐々木孝介監督は、「今年の3年生が、秋夏とあと一歩で勝てず悔しい思いをした。色んな思いがこみ上げてきます」と涙を流した。

    チームを引っ張るのが旧チームからの経験者である1番若松 大地と2番伊藤 優希。この二人の出塁がカギになる。
    3番の上西 翔大は背番号16(神宮では18)ながらバッティングを買われてショートで起用されている。

    全道大会で勝負強い打撃が光ったのが7番の1年生・安田 大将。初戦(2013年10月09日)で[stadium]札幌麻生球場[/stadium]のライト場外への一発を放つと、準決勝ではサヨナラタイムリーを放った。

    ランナーコーチは一塁を山谷 拓実、三塁を雁田 泰成が務めている。

    佐々木監督が「精神的な柱」と話すのが主将の小笠原 貴久。同じポジションの上西がスタメンで出るため、出場機会は少ないが、ベンチから大きな声を出してチームをまとめる。全道大会決勝(2013年10月13日)では早いイニングながら、切り札として代打で起用され、グラウンドでチームメートを鼓舞した。

    「全道大会では1年生に頼り切りだった。神宮では2年生が引っ張れるように頑張りたい」と抱負を語った。

投手紹介

    全道大会で登板した投手は3人。

    夏もベンチに入っていた左腕・立花 翔の調子が上がらない中、佐々木監督は右の菊地翔太伊藤 大海を中心に、やり繰りした。

    菊地は4試合中3試合に先発。試合を作ることに専念し、投球回数12回1/3、自責点0で後ろの投手に繋いだ。カーブ、スライダーとパームボールを操る。
    伊藤大は4試合全てで登板し、投手陣で最も調子が良かった。23回を投げて、自責点が3。防御率は1.17と安定した成績を残している。捕手の新山 敬大は、「気持ちの強さ」を伊藤大の長所として挙げる。

    背番号1の立花は、2試合でショートリーフした。新山が、「調子を上げてほしい」と願う本来のエース候補。今大会は背番号10になり、悔しさをぶつける。

    他に181センチの1年生右腕・岡崎 遼太朗もスタンバイしている。

公式戦8勝0敗

  勝ち上がり スコア 相手
室蘭支部 1回戦 5-2 登別青嶺
2回戦 8-0 室蘭清水丘
準決勝 11-0 北海道大谷室蘭
決勝 2-1 北海道栄
北海道大会 2回戦
8-0
釧路明輝
準々決勝 8-5 旭川大高
準決勝
1-0
東海大四
決勝
3-2
札幌大谷

北海道大会での登録選手(◎:主将)

背番号   名前 学年 身長 体重
1 立花 翔 2 177 73
2 新山 敬太 2 173 65
3 酒井 隆輔 2 176 79
4 安田 大将 1 177 67
5 釜谷 泰葵 2 172 71
6 小笠原 貴久 2 175 68
7 若松 大地 2 165 65
8 伊藤 優希 2 175 68
9 鈴木 翔也 2 174 70
10 菊地 翔太 2 180 74
11 岡崎 遼太朗 1 181 80
12 大栗 飛人 1 171 85
13 山谷 拓実 2 177 70
14 田丸 郷祐 2 173 63
15 伊藤 大海 1 173 67
16 上西 翔大 2 170 72
17 大栗 勇人 2 170 67
18 雁田 泰成 2 165 63
記録員 中川 陽亮
監督 佐々木 孝介
部長 茶木 圭介

決勝でのオーダー

ポジション 名前
若松 大地
伊藤 優希
上西 翔大
酒井 隆輔
新山 敬太
釜谷 泰葵
安田 大将
田丸 郷祐
菊地 翔太

■高校別データ:駒大苫小牧

(文・松倉 雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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