朋優学院vs青山学院
朋優学院、大量12点を奪いコールドで初戦突破
松本が先制のホームイン(朋優学院)
第24ブロックは、実力校がひしめく山の1つだ。朋優学院、青山学院、明星、実践学園、雪谷が本大会への1枠を競う。
初戦の朋優学院と、青山学院とのカードは、朋優学院ナインの経験値が上回った。
今夏の東東京大会のレギュラーが半数以上残った朋優学院。エースで4番の石井も旧チームから主戦として活躍。この日も、青山学院打線を要所で抑え、6回2失点の好投をみせる。
試合は、朋優学院が1回裏に、2番松本、4番石井の二塁打で1点を奪うと、その後、毎回得点を積み上げていく。
3回裏には、3番嶺井のソロ本塁打。また、随所で果敢な走塁をみせて、チャンスを自らの足で広げっていった。
実は、この朋優学院の「走塁力」は、今年3月の関西遠征で組んだ加古川北(兵庫)との練習試合で学んだもの。
宮原監督は、「メンバー全員の徹底した走塁術に目からウロコでした。このゲームをきっかけに、うちも走塁を磨いていきました。また、夏の練習では、走塁以外にもとにかく振り込みました。1500回は振ってきたことも自信につながっていると思います」
その言葉通り、この日は、4対0で迎えた5回にビックイニングを作る。
5回、朋優学院は、相手の守りのミスなどでためたランナーを7番柳井田、1番塚原の三塁打で一挙5得点。さらに6回には、6番黒瀬の適時打に、最後は7番柳井田の左前打で12点目をあげ、試合を決めた。
青山学院は、4回に7番相良の適時打。5回には9番藤井、1番佐藤、2番六車の三連打で2点目を追加するも、反撃もここまで。試合は12対2、6回コールドで朋優学院が勝利した。
エース石井は、「ボールが高めに浮いてしまったので、低めにコントロールすることを意識しました。次の試合でも、緊迫した場面であっても、勝負できるようなピッチングをみせたいです」と語った。朋優学院は、続く2回戦は明星と対戦する。
(文=編集部)