鹿児島南vs大島北
1時間4分のスピードゲームで快勝・鹿児島南
地力に勝る鹿児島南が、1時間4分のスピードゲームで大島北にコールド勝ちだった。
鹿児島南は初回、二死から四球で出塁し、4番・小芦有典(3年)がセンター前ヒットを放つ。センターから三塁への返球がそれる間に先制点を挙げると、5番・平野孝一朗(3年)、6番・吉村諒(3年)が連続長打を放ち、3点を先取して主導権を握った。2回には4本の長打を含む8安打、打者12人の猛攻で一挙8点を加えて大勢を決めた。
大島北は、昨夏以降、部員不足で今春までは県大会に出られなかった。1年ぶりとなる公式戦の序盤は防戦一方の展開だったが2回途中からリリーフした榮浩平(1年)が3、4回と3人ずつで片づけ、試合を立て直した。
何とか打線で一死報いたかったが、4回まで三者凡退で糸口が見いだせない。5回に4番・榮が四球を選んで初走者を出すと、6番・且零士(1年)がチーム初安打となる内野安打を放ち、一死一二塁と初めて得点機も作ったが、併殺に倒れて無念の5回コールド負けだった。
(文=政 純一郎)