県立新庄北高等学校(山形)
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荒川京介主将
■キャプテンに質問!
荒川京介 (学年:3年/役職:主将)投手
Q. 部員数は何人いますか?
45名です。(女子マネージャー6名)
Q. そのうち3年生部員は何人ですか?
15人です。(女子マネージャー2名)
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16:00~20:00
Q. この夏のチームの目標は?
甲子園です!
永井康太選手
練習風景
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)は何ですか?
声や走塁、特に自分たちで考えてやること。
選手主体の練習が多く、部員たちで話し合いながら今までやってきました。一人ひとりがチームを見て(特に3年生が)発言し、行動できるというのが自分たちの強みです。
Q. 3年生にとっては最後となる夏の大会。どんな夏にしたいかなど、思っていることを自由に教えてください。
一人一人の思いをつないでレギュラーもベンチもスタンドも全員が自分のやることをわかって、相手がどこであろうと全員で自分たちの野球をする。一人ひとりが満足していい顔で夏の終わりを迎えたい。山形に起こすぞ新北旋風!
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■3年生に質問!
答えてくれた3年生
高橋恭祐遊撃手 右投げ左打ち
三宅直哉一塁手
Q. 高校野球が好きな理由は?
高橋:試合に出ている人、ベンチ、スタンドの一体感があること。つながりがあること。
見ていて気持ちがいい。
そして注目されることです。
三宅:全力○○が徹底されているから。
Q. 一番好きな練習はなんですか?
高橋:ノーエラーノックです!
三宅:バント試合という練習がありまして、打撃は行わず、バントだけの試合です。打てなくてもどうやって勝つのかということを考え、自分たちの自信を深めます。
Q. 自分の学校以外で、全国で一番好きな高校はどこですか?その理由は?
高橋:習志野です! 強いし、雰囲気が良いからです!
三宅:南稜です。合同練習をしたときに会話の量に驚きました。自分たちもまだまだだと感じました。でも今は勝ってます。
Q. 一番好きな応援歌はなんですか?
高橋:チャンス襲来です!
三宅:自分のために(TOKIO)です。
9回裏2アウトからでも逆転できそうな気がします。
Q. 一番好きなプロ野球選手は誰ですか?
高橋:北條 史也選手です!
三宅:イチロー選手です。常に努力を怠らずあの歳でもパフォーマンスを落とさない。そして何よりここ一番に強いこと。
Q. 野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
高橋:プラスな存在、思いやり、全力カバー
三宅:「球けがれなく、道険し」
意味:白球に対するプレーは正々堂々と常にひたむきであり、その野球を極める道は簡単ではないこと」:マンガで知った言葉で高校野球にぴったりだと感じます。
思いのこもった千羽鶴
■大沼泰史監督に質問
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。夏に向けてどんなチームを目指してきたでしょうか。このチームの強みを教えてください。
われわれ新庄北高校は進学校です。進路希望の達成を目指す中で部活動の夢や目標も達成しようというのが我々野球部のスタンスです。それゆえ、部活動と学業との両立が求められ、限られた時間の中で成果を上げることが求められます。当然指導者である部長(布施良介:日本史担当)、監督(世界史担当)、コーチ(斎藤卓:尾花沢市消防)が練習につけない
ということも多くあるため、今チームや自分自身に何が必要で、何が大事か、何をすべきか自分で、自分らで、自分で判断し、実行できる力が求められます。その力を身につけさせて、それが我々にしかできない野球をする一つの鍵だと思っています。
このチームは秋季大会で地区大会を勝ち抜くことができず精神的に非常に厳しい冬を過ごしました。しかし、その中で私が生徒に求めた「自分らで」工夫し、考え練習を組み立て、実行することで、考えながら野球をするということができるようになりました。積雪2Mを超す山形県最上地区ですが、その中でもできることはたくさんあります。雪の中で蓄えてきた練習、考え、姿勢、心構えが春になって、春の遠征を通じて他校の生徒とのかかわりの中で花が開き始めたという形です。
このチームの強みは、3つあると私は客観的に見ています。一つはバッティングです。もちろん、世間で打撃がいいと評されるチームに比べればそれには及びませんが振る力、形、対応力はここ数年では最も良いのではないかと感じています。二つ目は投手力です。今年の投手陣は今のところ右の本格派一人、左腕二人、下手投げ一人とバラエティーに富んでいます。そして、それぞれがそれぞれの持ち味を生かし、ここにきて試合を作る投球ができるようになってきたというのが大きな強みです。そして三つ目は走塁です。冬場から、走塁に関してリードオフやトリックプレー、ホームスチールなどノーヒットでも点を取れる練習を繰り返してきました。もちろんまだ、大げさにやっているため失敗を繰り返すことが多いですが、走塁からプレッシャーをかけるチームになりつつあるというのも強みです。
そしてそれらをつなぎ合わせるのがこのチームのテーマである「つながり」です。野球というのは人と人とを繋げる不思議なスポーツです。学年関係なしに、技量のあるなしにかかわらず、お互いにお互いのことをわかりあうことでプレーの幅が何倍にも膨れ上がります。誰が何をしたいのか、そしてここで自分が何をすべきなのか、心と心を繋げて、このチームにおける自分の使命に燃えることでこのチームの最終目標である甲子園で勝つことに繋げていきたいと思っています。