読売巨人軍 長野久義 選手
第151回 読売巨人軍 長野久義 選手2013年05月31日
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高校時代は、福岡県の筑陽学園高でプレーし、日本大学では大学4年次に2季連続首位打者を獲得。その後は、社会人野球のHondaへ進み、都市対抗大会優勝を経験。2010年に読売ジャイアンツに入団。その年に新人王、翌年にはベストナイン、首位打者、ゴールデングラブ賞と、数々のタイトルを獲得するなど、多大な成績を残してきた長野久義選手。今回は、そんな長野選手に独占インタビュー!
長野選手が語る守備・打撃のこだわり
読売巨人軍 長野久義選手
――長野選手は、捕球してから投げるまでが速い印象がありますが、高校生たちが、それを習得できるためには、どんなことを意識または練習するのがいいのでしょうか?
長野久義選手(以下「長野」) 自分もあまりできていませんが大西コーチから『まずはしっかり捕ること』を意識するようにアドバイスをもらっています。キャンプから、捕る、ステップする、投げるを分けて反復練習しています。
――また送球の正確性を高めるために大事なことを教えてください。
長野 キャッチボールから意識してやることが必要です。ひとつひとつの練習の意味を考えて取り組んでほしいです。
――捕球時では、守備範囲を広げるための工夫またはポイントを教えてください。
長野 捕手の構え、打者のスイングなどを観察しある程度の方向を予測し準備しています。どの守備位置でも一歩目は大事ですね。
――続いてバッテングにお伺いします。長野選手は、ホームベースから離れて構えていますが、それはなぜでしょうか?真似をしたい高校生も多いのですが、長野選手が考える構え、立ち位置の考え方を教えてください。
長野 大学時代に外角のボール球に手を出してしまうことが多かったのですが、チームメイトから『少し離れて立ってみては?』というアドバイスをもらい実践してみたら自分にはしっくりきました。すぐに良くなることはありませんので根気強くですね。
――では、スイングスピードをあげるための方法を教えてください。
長野 自分は重いバットで強くたくさん振っています。個人個人で違うとは思いますが自分に合ったバットで強く振ることを体に覚えさせればいいかもしれません。
[page_break:向上心を持ち、毎日の目標を立てよう]向上心を持ち、毎日の目標を立てよう
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――レギュラー争いに打ち勝つために、高校時代に取り組んでいた練習はどんなことですか?また、レギュラーを取るための意識の持ち方でも、アドバイスがあればお願いします。
長野 とにかく結果に満足せず、常に向上心を持つことです!
――高校、大学、社会人、プロと上の舞台に進むにつれて、自分のプレースタイルに変化はありましたか?また、それはどのようなことですか?
長野 スタイルに変化はありませんが考え方、気持ちの持ちようは変わりました。
また、野球をすることが仕事になり、多くのお客さんが楽しみに観戦に来てくれます。だからこそ、期待に応えたいですし、そのためにしっかり準備をしなければいけません。
「とにかく結果に満足せず、向上心を持つ」
――では、長野選手がグラブを選ぶ際に、重視しているポイントを教えていただけますか?
長野 僕は今は、小さめのグラブを使っています。ボールを出しやすい形にこだわって使っていますね。
――また、今、使用しているグラブで気に入っているところはどこでしょうか?
長野 サイズと軽さと色。僕の場合は、オレンジ色が多いですね。
――では、今シーズンの意気込みをお願いします!
長野 日本一連覇へ向けて、チームに貢献できるように頑張ります。
――最後に高校球児の皆さんが3年間、完全燃焼するために、日頃からこんな思いを持って、野球と向き合っていたほうがいいよというアドバイスをお願いします。
長野 毎日の練習の中でクリアできる目標を立てて達成する喜びを感じほしいです。無駄な練習はありませんので野球を楽しんでやってほしいです。
長野選手、貴重なお話しをありがとうございました!