試合レポート

伊集院vs錦江湾

2012.07.23

延長11回までの粘り

シード校の伊集院が延長11回に相手の暴投で劇的なサヨナラ勝ち。終盤粘った錦江湾も最後は力尽きた。

伊集院は4回、6番林卓充(3年)のセンター前タイムリーなどで2点を先取する。
7回に同点に追いつかれたが、その裏に二死から瀬戸口颯(3年)、新郷翔太(3年)の3、4番の連続二塁打で勝ち越した。

6回まで伊集院投手陣を攻略できなかった錦江湾は、7回に一度はバント失敗がありながら、再度バントで送って二死二、三塁として、7番上久保亮介(2年)がセンター前タイムリーで同点に。
8回にはここまで粘り強く好投を続けた9番平岩亮太(3年)がレフト前ヒット。盗塁を決め、バントで送って一死三塁となり、2番岩元一樹がスクイズを決めて、再び同点に追いついた。

8回以降も毎回先頭打者が出る苦しい展開だったが、平岩が要所締め決勝点を許さない。11回表に二死から連続死四球で得点圏に進めたが、ここでスイッチした伊集院の三番手・大迫琢真(3年)にサードフライに打ち取られ勝ち越しならず。

その裏、伊集院は先頭の1番池田賢史(2年)がセンターオーバー三塁打。満塁策をとったが、4番新郷の初球が暴投になり、2時間37分の熱戦が決した。伊集院は初戦から3戦連続の1点差ゲームを制した。

(文=政純一郎)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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