敦賀気比高等学校 【北信越代表】
敦賀気比高等学校北信越地区・福井12年ぶり3回目
チーム紹介
- 北信越大会(第125回北信越地区高校野球大会)でのチーム打率は3割2分4厘。1回戦から準決勝まで二桁安打を記録し、決勝の地球環境戦(2011年10月22日)でも9安打を放った。四死球も4試合で24個と多かったのも特徴。ただし決勝では幾度もチャンスを作りながら、延長13回にサヨナラ死球で得た1点のみ。13残塁と最後に課題が出た形だ。
- 打線は1番の前岡から3人左が並び、岡田と喜多の右2人を挟んで、下位は再び左が並ぶ。
- ヒット数は万遍なくでたが、6番山本翔、7番山本竜、8番米満が全試合ヒットを打つなど、下位打線が特に好調だった。
- 走塁面でカギとなる三塁コーチは、15番の竹上が務めている。
- 東監督は今秋の新チーム結成とともに就任。OBで東出輝裕(現広島)がいた98年のチームで4番打者だった。卒業後は三菱自動車川崎を経て、中学生のクラブチーム『オールスター福井』で指導。3年前に林監督(現部長)に招聘されて母校のコーチとなっていた。
- 初采配で県大会、北信越大会と制覇。決勝で点が中々取れなかったように、監督としての難しさを実感しながらも「選手が試合を重ねて成長してくれた」と最初の教え子たちを讃えた。
投手紹介
- 北信越大会準決勝、決勝と22イニング連続で無失点。左右の2枚看板には絶対の自信を持っている。
- 左腕の山本翔は1年時からエースとしてチームを引っ張ってきた。140キロ近い直球に、カーブ、スライダー、チェンジアップを持つ。県大会では準々決勝でノーヒットノーランを達成した。北信越準決勝の福井工大福井戦では緩いカーブとチェンジアップかわし、直球とスライダーを生かすピッチングで見事に完封した。中学時代は、故小林繁氏が指導していた『オールスター福井』に所属。「マウンド上で気持ちで負けない」という教えを胸に、気合のこもったピッチングスタイルが武器。「全国の強豪相手にどこまで自分のピッチングが通用するか」と神宮大会のマウンドを楽しみにしている。
- 右腕の岸本はスリークオーター気味のフォームから、カーブ、スライダー、シンカーを持つ。北信越大会では初戦リリーフの後、準々決勝と決勝で先発した。県大会から山本翔が崩れるとすぐにリリーフする形が多く、1年生ながら東監督の信頼は厚い。
- もう一人の鵜瀬も右投手。北信越大会準々決勝で2イニングのリリーフ登板がある。
公式戦9勝0敗
勝ち上がり | 相手 | |||
---|---|---|---|---|
福井県大会 | 1回戦 | ○ | 7-2 | 足羽 |
2回戦 | ○ | 3-2 | 大野 | |
準々決勝 | ○ | 3-0 | 羽水 | |
準決勝 | ○ | 5-4 | 福井工大福井 | |
決勝 | ○ | 8-3 | 北陸 | |
北信越大会 | 1回戦 | ○ | 7-2 | 松本第一 |
準々決勝 | ○ | 11-4 | 新潟県央工 | |
準決勝 | ○ | 5-0 | 福井工大福井 | |
決勝 | ○ | 1-0 | 地球環境 |
北信越大会での登録選手(◎:主将)
背番号 | 名前 | 学年 | 身長 | 体重 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山本 翔大 | 2 | 173 | 69 | |
2 | 喜多 亮太 | 1 | 175 | 69 | |
3 | 岡田 雄太 | 2 | 171 | 78 | |
4 | 西原 京介 | 2 | 160 | 54 | |
5 | 米満 一聖 | 1 | 172 | 61 | |
6 | ◎ | 西川 龍馬 | 2 | 175 | 64 |
7 | 溝口 育実 | 2 | 171 | 56 | |
8 | 山本 竜彦 | 2 | 178 | 68 | |
9 | 前岡 良太 | 2 | 172 | 66 | |
10 | 岸本 淳希 | 1 | 179 | 72 | |
11 | 鵜瀬 裕介 | 2 | 176 | 67 | |
12 | 山田 誠也 | 1 | 183 | 80 | |
13 | 宮崎 宏哉 | 1 | 173 | 97 | |
14 | 中西 悠人 | 1 | 175 | 63 | |
15 | 竹上 奨 | 2 | 166 | 58 | |
16 | 比野 順貴 | 2 | 182 | 67 | |
17 | 前田 直輝 | 1 | 173 | 64 | |
18 | 玉村 祐典 | 1 | 178 | 72 |
記録員 | 塚平 健人 |
監督 | 東 哲平 |
部長 | 林 博美 |
■高校別データ:敦賀気比
文:松倉雄太