試合レポート

崇徳vs安芸南

2011.07.24

背番号「10」松尾が6回無失点!崇徳快勝

 変則左腕のエース阪垣拓哉を温存して、崇徳が快勝した。
背番号「10」の2年生・松尾達宜が先発、6イニングを無失点に抑えてチームを2年連続ベスト8に導いた。

決して“2番手の存在”ではなかった。
「この試合で自信をつけた。松尾の調子もいい」と藤本誠監督の話すように、松尾は初回から快調に飛ばした。
阪垣と逆の右サイドハンドは初回、先頭打者にいきなり二塁打を打たれたものの、その後のピンチを断った。相手打線のリズムを崩して、6イニングを無失点に抑えた。
「挑戦者の気持ちで行けばいいかなと思っていました。夏の舞台では、あまり投げていなかったので、この先発を楽しみにしていました」。そんな前向きな気持ちをボールに乗せていた。

打線も5回に5点を奪うなど、10得点を奪って6回コールドでの快勝だった。
期待の1年生、「2番・ショート」で先発出場した野村颯一郎は初回のバント(結果は三塁への内野安打)のときに、左手の指を数本痛めて2回の守備から退いたが、今後に大きな影響はない模様だ。

 準々決勝の相手はセンバツ出場校・総合技術
阪垣、松尾の左右サイドハンド両方ともつぎ込めそうだ。藤本監督は「総合技術と対戦することをみんなも楽しみにしています」とチーム全体の気持ちを代弁する。
能島和輝主将は「練習試合でも公式戦でも一度も対戦したことがありません。VTRを見てから策を練ります」と意気込んでいた。

(文=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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