第534回 宇部鴻城 嶋谷 将平選手「高い吸収意欲と悔しさを糧に」2017年05月11日

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【目次】
[1]「とにかく野球がうまくなりたい」からの探究
[2]「軸」を意識し、中国地区屈指の遊撃手へ
[3]最終的には「プロで活躍する」選手に

 昨秋、山口県大会中国大会を制した宇部鴻城(山口)。その主将・遊撃手・主軸として躍動したのが、嶋谷 将平(3年)である。神宮大会では観客を魅了した華麗かつ広大な範囲をカバーする守備と、力強いスイングの源流にあるものとは何か?今回は小学校・中学校時代から現在に至るまで、高校で感じたレベルの違い、さらにバッティングについても語ってもらった。

「とにかく野球がうまくなりたい」からの探究

嶋谷 将平選手(宇部鴻城)

 山口県宇部市で生まれ育った嶋谷 将平が野球を始めたきっかけは小さいころおじいちゃんとキャッチボールをしていたこと。そして宇部市立恩田小学1年でクラブチームの「恩田クラブ」に入る。「A,B,Cチームに分かれていて、4年生の時にAチームに出させていただいてました」。彼は1年生のころはセカンド、6年生になるとピッチャーとショートをやっていた。

 しかしこの恩田クラブ、実は山口県大会にも出場していない。「一度だけ宇部市内大会でブロック優勝したくらいだと思います」ここで大きな舞台を経験できなかったことが、後々の原動力となった。

 そして中学校では嶋谷は地元・宇部市立常盤中の軟式野球部に入部する。硬式か軟式かで迷う時期。だが「硬式の方からお話をいただいてたりしたんですけど、中学校の時は自分の中学のチームでやるというのは変わらなかったです」ときっぱり答えた。

 ならば、中学時代に心がけていたこととは?「小学校の時に大きな大会に出れてないんで、大きい大会に出ることを目標にしていました」。嶋谷は続けてこう話した。「とにかく野球がうまくなりたい。もっとレベルを高くしていきたいというのはありました」

 うまくなるために。嶋谷はプロ野球選手の動画を見て研究した。バッティングならば坂本 勇人(読売ジャイアンツ)のタイミングの取り方。「(尾崎 公彦)監督さんに新聞の切り抜きをいただいたて、下半身の体重の置き方も参考にした」宇部鴻城での現在もその取り組みは続いている。

 周囲から高い評価を受ける守備では、さらに詳細な研究を重ねた。「今宮 健太・福岡ソフトバンクホークス)さんや井端博和・現:読売ジャイアンツコーチ)さんの基本的な動き、あとはグローブの出し方、置き方、取る瞬間の左足の使い方、ボールに対しての入り方だったり、取ってからの送球の流れなどは見ました」。中学生でここまで具体的なところまで見ている選手は少ない。この高い吸収意欲こそが、高校で開花を迎えるベースとなった。

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プロフィール

嶋谷 将平
嶋谷 将平(しまたに・しょうへい)
  • 宇部鴻城
  • 経歴:常磐中ー宇部鴻城
  • ポジション:遊撃手
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 身長体重:179センチ80キロ
  • 生年月日:1999年4月11日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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