第527回 東北楽天ゴールデンイーグルス 藤田一也選手「高校野球を見て守備について勉強している」【後編】2017年04月19日

印刷する この記事をYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]レベルアップしている高校生内野手
[2]今シーズンに向けて企んでいる変化とは

 昨年、ゴールデングラブ賞を受賞した藤田一也選手。天然芝化した本拠地にどう対応をしていったのか、解説していただき、高校生へ向けてポジショニングの概念も分かりやすく教えていただいた。後編では、現在の高校生内野手の印象について聞いてみた。

■前編「天然芝だからこそ自分の守備技術を見直すことができた」を読む

レベルアップしている高校生内野手

藤田一也選手(東北楽天)

――藤田選手は高校生のプレーを見る機会はありますか?

藤田:時間があればテレビで甲子園大会を見ますし、動画サイトで甲子園大会での守備の好プレー集なんかを見たりもします。自分が高校生のころと比べると全体的にレベルが上がっていてびっくりさせられますよ。

――レベルの向上を感じますか?

藤田:感じます。いい意味で基本にとらわれてない選手が増えたように思います。ぼくが高校生の頃はどんなゴロに対しても、正面に回り込んで両手で捕球しようとする型にはまったプレーをする選手ばかりだった気がするんです。

 そのこと自体は悪いことではないのですが、今の選手は基本の型を押さえつつ、アウトにする上で確率が上がると判断したら、なんのためらいものなく、自信をもって、逆シングル捕球やジャンピングスローといったプレーを選択、実行しているように感じます。高校野球も随分と変わったなぁと思わされますね。

――なるほど。

藤田:プロでずっとやってると土のグラウンドでプレーをする機会が少なくなるので、高校球児のほうが甲子園のような土のグラウンドに慣れてるんですよ。自分が甲子園のグラウンドに立っている高校球児だと想像しながらテレビ中継を見ることもあるのですが、あんな大胆なプレーがよく土の上でできるなと感心させられることがよくあります。

――そうだったんですか。

藤田:プロの使用球場は大半が人工芝球場なので、回り込んで正面で捕球するよりも逆シングルで捕球した方がアウトにできる場面が多いんです。そんなプロのプレーの影響を受けている球児が増えているのかもしれませんが、ぼくは高校野球を見て、勉強させてもらっています。これはリップサービスじゃなく、心からの本音です。

【次のページ】 今シーズンに向けて企んでいる変化とは

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

藤田 一也
藤田 一也(ふじた・かずや)
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 経歴:鳴門第一-近畿大-横浜DeNAベイスターズ-東北楽天ゴールデンイーグルス
  • ポジション:内野手
  • タイプ:右投げ左打ち
  • 身長体重:175センチ75キロ
  • 生年月日:1982年7月3日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
【関連記事】
第526回 東北楽天ゴールデンイーグルス 藤田一也選手「天然芝だからこそ自分の守備技術を見直すことができた」【前編】 【2017年インタビュー】
第81回 藤平 尚真投手(横浜-東北楽天ゴールデンイーグルス)「若鷲投手陣の系譜を継ぐ『頭脳派右腕』」【ドラフト特集】
第32回 松井 裕樹投手(桐光学園-東北楽天ゴールデンイーグルス)「成功の最大の要因は技術ではなく、誰にでも可愛がられる性格」【恩師が語るヒーローの高校時代】
第74回 オコエ 瑠偉(東北楽天ゴールデンイーグルス)「『あふれる吸収力』を武器に」【ドラフト特集】
第14回 通算193盗塁の聖澤 諒選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)が最もこだわっているのは中敷き!【プロ野球選手の用具のこだわり】
第12回 守備職人・藤田 一也選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)がグラブに3つのポケットを作る理由【プロ野球選手の用具のこだわり】
第393回 東北楽天ゴールデンイーグルス 松井 裕樹投手「追究を続ける『ストレート』」 【2016年インタビュー】
第382回 東北楽天ゴールデンイーグルス 藤田 一也選手「守備の真髄」 【2016年インタビュー】
第375回 東北楽天ゴールデンイーグルス 聖澤 諒選手【後編】「考える作業と行動する勇気を持つ重要さ」 【2016年インタビュー】
第374回 東北楽天ゴールデンイーグルス 聖澤 諒選手【前編】「己を研ぎ澄ますために」 【2016年インタビュー】
鳴門工 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー