第473回 まだまだいる!スーパーミレニアム世代の逸材たち!2017年04月21日

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 現在の2年生たちはスーパーミレニアム世代と呼ばれている。前回センバツ出場校の逸材を紹介してきたが、今回は今年のセンバツ出場校以外の有力選手を紹介する。

今年の2年生たちも万波、林、野尻など注目のスラッガーが勢揃い!



左から野尻幸輝(木更津総合)、万波中正(横浜)

 この春のセンバツ甲子園を沸かせた2年生の逸材たちとともに注目なのが万波 中正横浜)だ。中学時代から注目を浴びてきた万波は横浜に入学すると、1年春の県大会からスタメン出場。

 万波はこの1年で、横浜のクリーンナップを任される強打者へと成長した。入学時に課題としていた「始動の遅さ」も改善されて、対応力も高まり、本塁打も量産できる状態となった。

 また、走力を高めるためにトレーナーから指導を受けて、走り方を矯正したり、食事では偏食をなくす取り組みを行うなど、アスリートとしての成長を目指した。

 さらに、投手としても最速142キロを放る万波は、現在はリリーフピッチャーとして力強い投球を見せている。投打ともにスケール溢れる万波の今年のパフォーマンスにも期待がかかる。

 中学時代は岐阜県の関ボーイズでプレーし、現在は木更津総合の主力打者を任される野尻 幸輝も注目のスラッガー。高校入学前は、全国の私学強豪校から誘いを受ける中、木更津総合を選んだ野尻は1年春からレギュラーを獲得。伝統的にスラッガーが多い木更津総合。しかし歴代の打者の中ではボールを飛ばす能力、ミートセンスはずば抜けており、一冬超えてどんな成長を見せているのか、気になる逸材だ。

 智辯和歌山のスラッガー・林 晃汰は昨秋の近畿大会では二打席連続で、場外弾を放った大型スラッガー。また林とともに主軸を打つ文元 洸成も現在、行われている和歌山一次予選で満塁本塁打を放っている。

 川崎中央シニア時代から注目の最速143キロ右腕・小野寺 瑞生(東海大甲府)は一冬超えてどこまでスケールアップを遂げているのか、楽しみだ。

 1年生の時から高い素質を見せてきた米倉 貫太埼玉栄)は、長身からキレのある140キロ台のストレートを投げる本格派右腕。ダルビッシュ有投手を指導した若生正広監督も、その素質の高さを評価している。この1年でドラフト上位候補と呼ばれる存在となれるか注目だ。

 昨秋千葉県大会準優勝の中央学院のエース・大谷 拓海も注目の逸材。すらっとした投手体型から投げ込む140キロ近い速球とキレのあるスライダーを投げ分ける右の本格派で、打者としてオーバーフェンスできるパワーを備えている。首脳陣は、大谷の成長が甲子園出場のカギを握っていると話しており、この春では投打ともに成長した姿を見せていきたい。

 最後に紹介したいのが羽田野 温生(汎愛)。187センチの長身から最速144キロを計測する本格派右腕である。大阪の公立校ではプロ入りを狙える才能を持った投手が登場した。

 センバツも含めて、ここまで野手の台頭が目立っている。ただ投手は野手と比べて成長の度合いが緩やかなので、投手がドラフト戦線に加わるようになるのは、新チーム以降か。

 現在、開催中の春季大会からも多くのニュースターが出ることを期待したい。

(文=河嶋 宗一

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  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
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