ネバネバで夏バテ予防
第25回 ネバネバで夏バテ予防2010年08月02日
【ネバネバ食品の代名詞・納豆】
暑い毎日が続きます。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
当コラムも、皆様のおかげで3年目を迎えることができました。ありがとうございます。これからも、少しでも皆様のお役にたてるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
さて、夏です。夏の食べ物と言えば『ネバネバ』を想像する人も多いでしょう。ネバネバといえば、オクラ、山芋、納豆…なぜ、夏に注目されるのでしょう。
ネバネバした成分を『ムチン』といいます。たんぱく質と糖質が結合した粘膜物質です。
人の体の中にもある成分で、例えば消化管などの粘膜を覆う粘液の主成分でもあります。
この『ムチン』が豊富に含まれているため、ネバネバは粘膜を保護してくれますし、胃腸が弱りがちな夏には消化の促進にもつながるというわけです。
おろした山芋の中にオクラを入れ軽く醤油で味付けをしても、あっさりした夏の一品になりますよ。もちろん、ご飯にかけたり麺にかけたりもできます。アレンジで、オリジナルのネバネバメニューを作って、夏バテ予防してみませんか。
(文=鎌倉 彩)
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次回、第25回公開は9月1日を予定しております。