第27回 大野 奨太選手(岐阜総合学園-北海道日本ハムファイターズ)「人間的な評価をされていることが、大野の一番のファンとしても嬉しい」2017年03月02日

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恩師が語るヒーローの高校時代 大野 奨太

【目次】
[1]捕手転向のきっかけは野球を見る視野の広さがあったから
[2]サードから転向もメキメキと成長をしていった
[3]東洋大学では人間的なところを評価していただいた

 東都大学野球の雄、東洋大では1年春から控え捕手としてベンチ入りし、3年からは正捕手。チームは4季連続で優勝を果たし、自身も4季連続のベストナイン。4年春にはMVPにも輝き、当時大学ナンバー1捕手としてドラフト1位で日本ハムに指名されて入団。1年目から一軍に定着、4年目あたりから正捕手となり、侍ジャパンの捕手にも選ばれた大野 奨太。しかし、高校時代には甲子園出場などの栄光はない。高校進学は、地元の名門校ではなく岐阜総合学園を選んでいた。そんな大野の高校時代について、恩師である川本 勇・現大垣南監督に話してもらった。

捕手転向のきっかけは野球を見る視野の広さがあったから

大垣南・川本 勇監督

 大野 奨太は元々が大垣の出身なんですよ。小学校から野球はやっていたと思いますが、中学からは硬式の西濃ボーイズというところで、三塁手でしたね。中学生の岐阜県選抜のメンバーにも選ばれていました。それくらいの選手でしたが、ずば抜けた存在ということではなかったんじゃないでしょうか。

 だから、その選抜メンバーの多くの選手が県立岐阜商に進むということを言っていたのですが、本人は、「こんなメンバーと一緒だったら、自分はレギュラーで出られないんじゃないか」と思ったところもあったみたいです。それで、多くの県選抜のメンバーは県立岐阜商へ進んだ中で、岐阜総合学園を選んだということを言っていました。もっとも、父親が私と同級生だったということもあって知っていたものですから、「野球やるんだったら、ウチへ来てみてもどうか」と、強く誘ったということもあったとは思います。

 その頃の岐阜総合学園は、岐阜西工から校名変更して5年目くらいのところでした。野球部としては、各地からいい選手が集まってくるようにもなり、少しずつ戦力アップしかかっているというところだったでしょうか。私は多治見(4年)から大垣西(7年)、そして校名変更前の岐阜西工が1年でしたから、3校目です。総合になって5年目となったところでした。

 大野が入ってきた時は、三塁手ということでしたから、こっちもそういう意識でした。ただ、バッティングはいいものを持っていました。バッティングに関しては、最初に見た時から抜けているなとは思っていました。ですから、1年生でも背番号5を与えて、夏の大会ではクリーンナップを打たせていましたね。打撃センスとしてはいいものがあるなということは、その時から感じていました。

 それで、夏が終わって新チームになった時に、たまたま捕手で予定していた2年生の選手が故障で使えなくなったんです。それで、肩もよかったし、センスの良さがありましたから、大野に、「キャッチャーやらんか」ということで言ったんですね。肩のよさというよりも、トータルの野球の視野の広さというか、判断のよさを感じていました。そういうところで捕手にしてみたいと思いました。

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