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いまも3人が現役で奮闘中! 200勝達成したダルビッシュの同期生

2024.05.21


高校時代の涌井秀章とダルビッシュ有

現地時間、5月19日(日本時間5月20日)、MLBパドレスに所属するダルビッシュ 有投手(東北高出身)がブレーブス戦に先発した。

雨の影響で先発登板予定だった前日の試合が中止となり、1日スライドとなったが、7回を無失点、9奪三振、2安打、1四球の好投で、今シーズン4勝目をマーク。これがダルビッシュにとって日米通算200勝のメモリアル勝利にもなった。

ダルビッシュは1986年度生まれ。今年が38歳のシーズンということもあり、同学年の現役選手(NPB及びMLB)は、ほとんどいなくなった。

投手では中日・涌井 秀章投手(横浜高出身)とロッテ・美馬 学投手(藤代高出身)の2人が、NPBの舞台で今年も腕をふるっている。

涌井は自身4球団目の所属となる中日で、開幕ローテーションに入った。ここまで7試合に登板し、5試合でQSを達成と、安定感は抜群。5月1日のDeNA戦で1回もたずに9失点でノックアウトされた試合がありながら、36.2回を投げ2勝3敗、防御率3.68の成績を残している。短縮シーズンだった2020年以来、4年ぶりとなる規定投球回到達ペースで、プロ通算での勝ち星も161勝となった。

一方の美馬は、ここまで4月4日のソフトバンク戦1試合のみの登板。それも4回7失点と打ち込まれ敗戦投手となっている。以降は、1度も1軍で登板がない。2軍では6試合の登板で防御率2.35と結果を残し、再び1軍昇格のチャンスをつかむことに期待がかかる。

一方の野手では、今シーズンから日本球界に復帰し、オイシックス新潟アルビレックスBCに所属する陽 岱鋼外野手(福岡第一出身)が、唯一の現役プレーヤーだ。現在、23試合の出場で打率.267(60打数16安打)の成績を残している。

ダルビッシュ世代で現役を続けている選手も、このように残り少ない。涌井、美馬、そして陽も、まだまだ若手に負けない活躍に期待したい。

※数字は2024年5月19日終了時点

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【一覧】歴代日本人投手のMLB通算勝利数トップ

この記事の執筆者: 勝田 聡

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