プロで活躍する兄と同じ舞台へ!鷺宮製作所4番打者・野村工の決意
野村 工(日本航空石川―拓殖大―鷺宮製作所)
東京都の強豪企業・鷺宮製作所で、この春から4番を任されているのが、日本航空石川出身の野村 工(のむら たくみ)外野手。高校時代は、3年生最後の夏、石川大会決勝で星稜に5対7で敗れた。
「7回まで4対1で勝っていたのですが、最後は逆転負け。あと1歩で甲子園に届きませんでした」
その後、拓殖大でプレーし、昨年、鷺宮製作所に入社した。
「社会人になってから変わったのは、これまでよりも頭を使って投手の傾向を読むようになったことです。チームとしてこういう戦略でいこうというのはありますが、それ以外でも自分の中で、『こういう気持ちで臨もう』とか、より考えながら打席に入るようになりました」
野村が目指すのは、ソフトバンクでプレーする2つ上の兄・野村 勇内野手(藤井学園寒川ー拓殖大ーNTT西日本)がいるプロへの道だ。
「兄は自分の先を常に走ってくれているので、そこを追いかけています。道を作っていってくれているので、自分も同じ舞台に立てるように頑張りたいです。自分の持ち味は、思いっきりのいいスイングと脚にも自信があるので、今年はしっかり結果を残していきたいと思います」と熱く語る。
■現役高校球児たちへメッセージ
自分は高校時代も練習では、1日練習の日でも、どのメニューも手を抜かずに取り組んできました。それが今に生きていると思いますし、改めて試合で結果を残すには、やはり毎日の練習をどれだけ一生懸命取り組めるかだと感じています。球児の皆さんも、日々の練習をぜひ大事にしてください。
■プロフィール
野村工(のむら・たくみ)
外野手
1998年8月14日
舞子中(神戸須磨)―日本航空石川―拓殖大―鷺宮製作所2年目
(取材・撮影=安田未由)