清宮 幸太郎選手 (早稲田実業)

清宮 幸太郎

球歴:早稲田実業

都道府県:東京

ポジション:中堅手, 一塁手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:100.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年10月10日)  3回裏、打席に立った清宮 幸太郎がフルカウントからだった。真ん中低めのカーブを捉える。 「(捉えた瞬間)入ったと思いました。木製から金属に変わってきているので上手い形で打てているかなと思います」 簡単にいいのけるが、少しミートしたと思った打球が、あっという間にスタンドインするのだからバッテリーからすればたまったものではない。清宮はさらに遠くへ飛ばすことを意識するためにフォロスルーを意識しているようだが、待ちの意識も高めていった方が良い。国体、第1打席の敵失で出塁した打席も打ち損じが多かった。  金属ならば、高校生離れした体格、スイングスピード、打球の速さ、長打力が備わっているだけに、しっかりと角度が付けば、軽々と本塁打を打てる技術を持っている選手だ。 清宮は「来た球を打ち返す」と語るように、確かに天性の反応力の高さ、ミート力で高確率で打ち返すことができているが、ミート力が高い故に打ち損じが多い。それならば豪快な空振りの方が良い。  この本塁打を打った打席ぐらい待ちの形ができていれば、何が良いかというと、140キロ以上の速球とキレのある変化球を投げる投手に対して、しっかりと球種の絞り込みができて打てるということだ。U-18ワールドカップでの不調は木製バットだけではなく、ややリストの返しが早く、こねた打球が多かった。そして絞り込みができず、思うような成績が残せなかった。  ブロック予選ではフォロスルーの意識を変えただけではなくしっかりと呼び込んでボールを打ち返すことができていた。  この本塁打もそれができており、打撃の感覚をつかんできたかのように思えたが、4回裏の第3打席は高めのつり球を空振り三振。清宮の焦りが出てしまったと思うが、これは清宮の心理を見透かしたかように都立小平バッテリーがうまかったといえる。
更新日時:2015.11.17

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