清宮 幸太郎選手 (早稲田実業)

清宮 幸太郎

球歴:早稲田実業

都道府県:東京

ポジション:中堅手, 一塁手

投打:右 / 左

身長:184.0 cm

体重:100.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年8月8日)  今治西の内角攻めに関しては、清宮には手厳しい甲子園の洗礼となった。5打席中、出塁した安打1、死球1以外は、一飛、中飛、二塁ゴロという内容。最速135キロの藤原とさらに速くないサイドスロー・杉内洸貴の内角攻めに青息吐息だった。  10年に1人の強打者というキャッチフレーズがつくと、普通の高校生投手は外角に逃げるのが一般的だ。しかし、近年の打者が最も苦手とするコースは内角。それは高校生もプロも同じで、パ・リーグなどは内角を厳しく攻める投手と、それに対抗する打者が相乗作用で実力アップにつなげている。  この日の清宮をたとえてみれば、パ・リーグ投手の内角攻めに腰が引けたセ・リーグ打者という感じだろうか。私は9年前の夏、早実の斎藤佑樹大阪桐蔭中田翔(ともに日本ハム)の内角を厳しくえぐり続けたシーンを思い出した。斎藤の内角攻めは結果的に中田の長期スランプの原因になり、翌年夏は金光大阪植松優友(ロッテ)に同じように内角を攻め続けられ、甲子園を逃した。  次戦は左腕エース・堀瑞輝(2年)擁する広島新庄が相手。マスコミの中には広島新庄の知名度の低さから「楽な相手」と見る向きがあるがとんでもない。今治西が見せた内角攻めが有効と知った今、さらに厳しい内角攻めが予想される。さらに早実打線はスターティングメンバーに左打者が5人並んでいる。ここに左腕投手の内角攻めがくれば厳しい展開になると予想するほうが普通である。そして厳しく内角攻められ続けながら、7回には甘い初球をライト前にタイムリーを放った清宮はさすがである。甲子園は清宮を大きく育てる道場のようである
更新日時:2015.08.09

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です