田端 良基選手 (大阪桐蔭)

田端 良基

球歴:大阪桐蔭

都道府県:大阪

ポジション:一塁手, 外野手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:85.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜NO.1スラッガー、それは秋季大会のデータの上からも明らかだった。新チーム結成以来の82打席で、9ホーマーを放った 田端 良基 。これをプロ野球の規定打席である446打席に換算すると、1シーズン49本のペースで打ち続けることになる。出場全校を対象にして各打者の修正したホームラン数を求めたところ、彼は大会出場選手の中でNO.1の長距離打者だったのだ。その片鱗を、選抜緒戦である花巻東戦から、いきなり魅せてくれた。相手は、高校NO.1投手と呼び声高い、大谷翔平 からだった。 (第一印象)  非常に小さな動作から、ボールをかっ飛ばすところは、高校の大先輩である 中村 剛也 を彷彿とさせる。ただ実際のところ、大谷ような一定レベル以上のスピードを誇る投手のスピードボールには、どうにも対応できそうもないように見えた。大谷の疲れが見えた終盤、甘く入ったスライダーだから打てた印象で、現在の技術では打てる球は極限られているのではないのだろうか。 (守備・走塁面)  一塁手としての動きは、さほど上手くは見えない。一塁を守っていても、先輩の「おかわり」こと 中村 剛也は、俊敏であった。そのため、今のような三塁へのコンバート可能だったのだろう。しかし田端の場合、他のポジションへの融通は厳しいのではないのだろうか。彼は新チーム結成以来の23試合で、失策は2。これをプロ野球の144試合に換算すれば、1シーズン13個に相当。ちなみにゴールデングラブ賞を受賞した栗原健太(広島)一塁手は、昨年144試合で僅か6個。やはり一塁手としては、それほど際立つものがないことがわかる。それでも将来的には、一塁ならば誰にも負けないと、このポジションを極めて欲しい。  走力に関しては、正確なタイムは計測できず。4番という打順もあるのだろうが、新チーム結成以来の、23試合での盗塁は僅かに1個。プロ1シーズンの144試合に換算しても、盗塁は6個ペース。実際プロの捕手から盗塁を決めるのは困難であることも考えると、少なくても上のレベルで足を売りにすることはなさそうだ。彼の場合、打撃に専念するために一塁を守っているというよりは、やはり守備力・走力の無さから、一塁しか守れないというタイプだと考えられる。 (打撃内容)  特徴としては、非常に各動作が小さいということ。それだけ無駄を無くし打ちに行っているのだが、このスイングで木製バットで打球を飛ばせるのか?という疑問は残ります。 <長所>  一番いいのは、動作が小さい分、目線が動かず頭の位置が安定していること。踏み込んだ足元もブレないので、体の開きが我慢できています。軸足も地面からまっすぐ前に伸びて、軸を起点にスイングできています。これにより、体が突っ込むことなく、調子の波の少ない打撃が期待できます。この点は、下半身がどっしりしていた、中村 剛也の高校時代も、同様の特徴が見られました。 <課題>  始動が遅すぎるために、打てる球は非常に限られているように思います。そのため狙い球をあらかじめ絞り、その球を逃さない高い集中力が求められます。彼の大谷との対戦を見ていると、彼が狙っていたのは終始スライダー。この球がようやく甘くなったのを見逃さなかったのが、第四打席でのホームランにつながりました。ただ打てる球は極限られているので、一定レベル以上の対応には、かなり苦労するのではないかと。格下のスピードのない投手ならば滅法打ちますが、一定レベル以上のストレートを投げる投手には、充分対応できないのではないかと考えます。彼の残された道は、甘く入ってくる変化球に的を絞ることになります。  あと気になったのは、非常に打撃の準備である「トップ」をしっかり作れないこと。またそのトップも浅く、中途半端なまま振り出します。スイングの弧も小さめで、スイング軌道も、バットを横に斬るようなスイングです。このスイングで、どうしてあれだけのペースでホームランを量産できるのか?私にはとても不思議です。
更新日時:2012.03.24

将来の可能性

 同じ大阪桐蔭出身の「おかわり」こと 中村 剛也とは違い、走力・守備力のレベルが高くないことが、将来への可能性を狭めます。また打撃に関しても、レベルの低い相手・それも金属バットの反発力があるからこそ打てるスイングに見えて、個人的には解せません。  確かに高校野球の、それも地方大会レベルの相手ならば、それでも構わないでしょう。しかし彼のように、目標は全国制覇。更に高校卒業後は、大学・社会人・プロといった領域の野球まで見据えて野球を続けられそうな選手だけに、なんとも今の打撃には疑問が残ります。2回戦以降、全国の好投手達のストレートを粉砕できるのか、個人的には大変興味があります。今の打撃で何処まで結果を残せるのか、選抜NO.1スラッガーの今後に注目です。
更新日時:2012.03.24

12 Comments

  1. 1

    2024-03-27 at 11:10 PM

    1

  2. 1

    2024-03-27 at 11:11 PM

    90H96Aoq

  3. 1

    2024-03-27 at 11:12 PM

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    2024-03-27 at 11:12 PM

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    2024-03-27 at 11:12 PM

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    2024-03-27 at 11:13 PM

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    2024-03-27 at 11:13 PM

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  9. 1

    2024-03-27 at 11:17 PM

    555

  10. 前田悠伍

    2024-03-28 at 7:57 PM

    夏は頑張れよ

  11. BTやってる人

    2024-03-31 at 7:56 PM

    BT楽しい

  12. ラマルが最強

    2024-04-06 at 4:05 PM

    異論は認めない。
    ラマルが最強

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