甲斐からプロ初盗塁を決めた和田 康士朗(ロッテ)に注目!開幕一軍を掴んだ独立リーグ経験者は?
富山GRNサンダーバーズ時代の和田 康士朗と高知ファイティングドッグス時代の藤川球児
19日に開幕したプロ野球。翌20日には四国アイランドリーグ ・BCリーグも開幕し、ようやくプロ野球が日常に戻ってきた。そこで今回は独立リーグ経験者で開幕一軍を勝ち取った選手を紹介していきたい。
・藤川 球児 投手 阪神
(高知商-阪神-カブス-レンジャーズ-高知ファイティングドックス)1998年1位
・又吉 克樹 投手 中日
(西原-環太平洋大-香川オリーブガイナーズ)2013年2位
・増田 大輝 内野手 巨人
(小松島-近畿大中退-徳島インディゴソックス)2015年育成1位
・角中 勝也 外野手 千葉ロッテ
(日本航空第二-高知ファイティングドックス)2006年7位
・和田 康士朗 外野手 千葉ロッテ
(小川<陸上部>都幾川倶楽部硬式野球団-富山GRNサンダーバーズ)2017年育成1位
今季、独立リーグ経験者で開幕一軍登録された選手は5名。
2012年と2016年に首位打者のタイトルを獲得した”元祖独立の星”角中 勝也は、開幕戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。今季は昨年の108試合を上回る出場と、史上11人しか達成していない3度目の首位打者獲得となるか、注目したい。
開幕戦の7回裏に代走で出場した増田 大輝は昨季、75試合に出場し、チームトップの15盗塁を記録。今年から背番号0に変わり、俊足と堅守で大車輪の活躍に期待。
メジャー挑戦、独立からNPB復帰など厳しいプロの世界を渡り歩き、未だ現役の藤川 球児。阪神のクローザーとして今季40歳を迎える”松坂世代”のを牽引する一人。
今や中日投手陣に欠かせない存在となった、サイド右腕・又吉 克樹は、独立リーグ史上最高位となるドラフト2位で入団。開幕戦では、1回1安打無失点の内容で今季初登板を果たし、今年もフル回転で投手陣を支える。
高校時代、元陸上部に在籍していた異色の経歴を持つ和田 康士朗は6月1日に支配下登録を勝ち取り、そのまま開幕一軍に名を連ねた。開幕戦では9回表に角中の代走で一軍公式戦初出場を果たすと、強肩・甲斐 拓也からプロ初盗塁を決め、ロッテの新・韋駄天が産声をあげた。
そして20日、BC信濃から2016年育成1位で横浜DeNAに入団した笠井 崇正(旭川西)も出場選手として、NPBより公示され、盛り上がりをみせる独立経験勢。これからも、独立リーグ経験選手の活躍に注目だ。
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