試合レポート

上宮太子vs阿倍野

2014.07.17

上宮太子、6回コールドで阿倍野に勝利!

 第96回選手権大阪大会の南地区の2回戦、阿倍野上宮太子の試合が、7月17日に[stadium]住之江公園野球場[/stadium]でおこなわれた。

 阿倍野のエース、岡本聡太(3年)は制球に苦しみ、初回からピンチを迎えてしまう。
1番の川原孝二郎(3年)がセンター前に落として、一塁に出ると、2番の田宮貴大(3年)には四球、3番の藤澤佳隆(3年)には死球を与えてしまう。4番の金井亮輔(2年)の内野ゴロの間に、三走の川原が生還して、上宮太子が先制する。
さらに、5番の森山伸(3年)も四球を選び、阪井亮太(3年)のセンターフライで三走の田宮貴がタッチアップ。上宮太子は、初回ヒット1本で2点を手にした。

 阿倍野の岡本の制球は2回になっても定まらず、8番の三島史也(3年)、9番の横山竜也(3年)には連続四球、1番の川原に野選で、無死満塁として、2番の田宮貴の打球が相手野手のエラーを誘い、今度は安打なしで1点を手にした。
さらに、3番の藤澤、4番の金井の連打などで、上宮太子はこの回、5点を追加する。

 阿倍野も何度か好機を作る。
まず、初回、1番の尾古貴祐仁(2年)が三振に倒れた後、2番の成瀬哲哉(2年)が、上宮太子の先発、横山が投じた内角の球を巧くさばいて、ライトへ転がすと、4番の宮本将明(3年)が四球で生きて、二死一、二塁とする。
ここで5番の山方拓朗(2年)のピッチャーゴロがエラーとなり、満塁のチャンスを迎える。しかし、6番の山内和哉(3年)が空振り三振となり、先制のチャンスを逸した。
上宮太子の左腕・横山は、スライダーを内外に投げ分けて、阿倍野打線から三振を奪い、阿倍野は5回までに7三振を喫した。
6回、上宮太子は、マウンドに背番号10番の左腕、大仁寛明(3年)を送る。阿倍野打線は、2番の成瀬がショートフライ、3番の岡本が三振となる。宮本は死球、代打の小牟田佳輔(3年)が四球で出て、二死一、二塁としたが、同じく代打で出た渡邉悠(3年)が三振となりゲームセットとなった。

 勝利した上宮太子は21日に住吉東と[stadium]住之江公園野球場[/stadium]で対戦する。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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