部員と共に戦い、喜びを分かち合う!高砂(兵庫)マネージャー
兵庫県高砂市にある県立高砂高等学校。秋優勝した明石商と同じ播淡地区でしのぎを削る実力校として知られる同校を支える女子マネージャーの取り組みに迫った。
部員と共に戦い、喜びを分かち合う!
近藤 夕雲さん(高砂)
現在、高砂野球部員50人の大所帯を支えるのが2年生の五十嵐 汐音さん、近藤 夕雲さん、矢野 渚さん、1年生の井上 愛菜さん、桑本 さと子さん、西川 結菜さん、西村 朱里さんの計7名のマネージャーだ。試合のスコアを付けるのはもちろん、アナウンスや選手のタイム測定などを行っている。
「声の大きさと元気の良さ」がウリの彼女たちがやりがいを感じるときは、部員に「ありがとう」と言われた時。そして1番楽しい時間は試合でのスコアや大会での応援だと教えてくれた。「皆で一体となって応援できて、マネージャーも入れてもらえるからです」。意識しているのは、何かあればすぐ駆け付けられるように、どのメニューにも、マネージャーが見ていたり、その場にいたりしていること。常に選手のことを気にかけてサポートしている。
印象に残っている試合が2試合ある。まず1つ目が、8月22日、地区予選の東播工戦。試合には負けてしまったがレフト・大西選手が捕殺したシーンが印象に残っている。2つ目が9月23日、高砂高校のグラウンドで行われた関西学院との練習試合。この秋、県大会ベスト8まで勝ち進んだ強豪相手に接戦を繰り広げ、結果的には10対10の引き分けで試合を終えた。「最後まで諦めない姿が印象に残りました」。
2年生の近藤さんは野球が好きでマネージャーになった。たくさんの人と関わることでコミュニケーション力や人前で話すことに慣れたと話す。「野球部の一員として活動ができること、一緒に勝利を喜びあえるときは嬉しいです」。個性が強い選手が集まる高砂。その中で苦労したこともあったが、今では、普段の学校生活とプレー中とのギャップにキュンとしながらも選手をサポート。最近で一番うれしかった出来事は、誕生日に選手からお祝いしてもらったことだという。
目指すは、選手たちにとってお母さん的な存在でみんなに頼って貰えるようなマネージャーを目指している。日々、日々部員を支える。そんなマネージャーから部員にメッセージ!
「これからも50人全員で全力プレーで頑張りましょう」
選手たちも、「自分たちができてないところもしてくれるお母さん的な存在」と信頼する。来年は西兵庫として夏の甲子園を目指す。その西兵庫のライバルを勝つために、一緒に協力しあい、甲子園を目指す。
高砂野球部、そしてマネージャーの皆様、ありがとうございました!