Column

都立淵江高等学校(東京)

2017.01.27


集合写真(都立淵江高等学校)

夏の大会まで残された時間は多くない

■都立淵江はどんな学校?

東京都足立区にある東京都立淵江高等学校は1971年に開校。能動的な学修を推進するアクティブ・ラーニング推進校で、東京都からは言語能力向上拠点校にも指定されている。野球部は1984年創部。昨秋は一次予選都立青山を下し、東京都大会に出場した。

■都立淵江野球部の練習環境

現在、野球部は2年生10名、1年生13名の計23名。1、2年生の仲が良く、うるさいくらいに元気なのが今年のチームの特徴。平日の放課後は学校の校庭を他の部活と共有して練習している。冬休みの期間中は毎日、午後から校庭全面を使って練習しており、午前中は校内の空いているスペースやゲージで筋トレやバッティング練習に励んでいる。

■都立淵江を引っ張る選手は?

昨年の秋季大会では山田 玲央選手がチームを牽引。一次予選のブロック決勝では最終回に難しいフライをキャッチし、本大会でも二塁打を放つ活躍を見せた。今春はパワーがある中島 ジョナサン選手、スイングスピードが速い竹下 和生選手、俊足の細川 大輔選手らの奮闘ぶりにも注目!

■秋季大会でつかんだ手応えと課題
廣瀬 直希主将は秋季大会について、「つなぐ野球が増えて、試合内容が良くなった」と振り返る。だが、一次予選を突破して出場した東京都大会では初戦城西大城西戦で0対10のコールド負け。「ミスが多く、一人ひとりの気持ちが弱かった」と、反省を口にする。そこで、「どんな場面でも全員が冷静でいられるようなメンタルと、試合での失策0を目指して守備力を強化したい」と話す廣瀬主将。課題を払拭することで春季大会では夏のシード権獲得を狙う。

■この冬の取り組み

「秋季大会の反省を活かし、オフシーズンでは一人ひとりが目標を持ちながら一生懸命、練習を頑張っています」と、話す廣瀬主将。チームとしては、体重を増やすこととスイングスピードを速くすることを目標にしているという。「自分たち2年生は最後の冬練で、しかも夏まで残された時間は多くないので今の練習を大事にやっていきます。タイヤ押しやインターバル走などのきつい練習も全員で楽しみながらやっているので、これを継続していき、春の東京大会では初戦突破を目指して全員で頑張ります」と、決意を語った。

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[page_break:部員同士の仲が良く、元気なチーム]

部員同士の仲が良く、元気なチーム

篠原 大地選手(都立淵江高等学校)

 ここからは、篠原 大地選手(2年)と宮川 陸玖選手(2年)の二人の副主将にお話を伺いました!

Q. 秋季大会を振り返って、課題や克服したいところは?

篠原:秋季大会は簡単に負けてしまったので、強豪校に対しても粘り強く戦うところです。個人としては、チャンスで一本、打てるようになりたいです。
宮川:良いピッチャーからでもヒットを打てるようにすることと、守備力を強化することです。

Q. このオフシーズンで強化したいところは?

篠原:この冬は筋力アップに励みます。そして、どんな場面でも自分の力を発揮できるように、練習を頑張っていきたいです。
宮川:筋トレと走り込みの量を増やして、試合では打ち勝てるようにしたいです。

宮川 陸玖選手(都立淵江高等学校)

Q. 野球をする上でのモットーはありますか?

篠原:「一球の大切さ」です。
宮川:「妥協しない」ことと「継続」です。

Q. ではチームの好きなところや、ここは他のチームに負けない!というところを教えてください。

篠原:1年生と2年生の仲がとても良く、全体練習が始まる前からティーバッティングやキャッチボールなどをやっているところです。
宮川:自分も同じで、部員同士の仲が良く、元気なところです。

Q. 最後に、このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

篠原:3番打者を任されていましたがあまり打てていないので、打率5割以上かつチームに貢献するバッティングを目標にして頑張りたいです!
宮川:つらい練習でも妥協せずに筋力をつけ、スイング量を増やして打率5割以上を目指します!

篠原選手、宮川選手、ありがとうございました!

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[page_break:最高の結果を残すため、自分に妥協しない!]

練習風景(都立淵江高等学校)

最高の結果を残すため、自分に妥協しない!

 茶川 剛史監督にお話を伺いました!

Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?

 新チームでは走・攻・守のすべてにおいてレベルアップするために練習量を増やしました。

Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。

 秋季大会の一次予選では練習の成果を発揮できましたが、本大会初戦は緊張のせいか自分を見失ってしまう選手が多く、実力を発揮する前に試合が終わってしまいました。冬は「妥協しない」をテーマにして練習に励んでいきたいです。

Q. 最後に、厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!

 今年の夏、練習の成果を発揮して最高の結果を残せるよう、自分に妥協せず、部員同士互いに励まし合いながら頑張ろう!

 茶川監督、そして都立淵江高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
冬が僕らを強くする 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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