試合レポート

札幌第一vs苫小牧中央

2022.05.30

札幌第一が延長タイブレークを制し決勝へ!

札幌第一vs苫小牧中央 | 高校野球ドットコム
集まる札幌第一ナイン

<春季北海道地区高校野球:札幌第一8-7苫小牧中央(延長13回タイブレーク)>◇29日◇準決勝◇[stadium]札幌円山[/stadium]

 延長タイブレークにもつれ込む接戦を札幌第一が制し、決勝進出を決めた。

 苫小牧中央は1回表、木村 海琉人内野手(3年)の安打などで1死二塁のチャンスを作ると、3番・佐藤 颯哉内野手(2年)のゴロを札幌第一の先発・田中 佑弥投手(3年)が送球エラーし、思わぬ形で苫小牧中央が1点を先制する。

 反撃したい札幌第一は1回裏、四球と犠打、3番・賀集 竜生外野手(3年)のヒットで1死一、三塁のチャンスを作り、4番・疋田 悠真捕手(3年)の適時二塁打で同点に追いつくと、5番・田中佑の適時打で2点を追加し、逆転に成功する。4回裏には苫小牧中央先発・斎藤 優汰投手(3年)の暴投、5回裏には4番・疋田の適時打でそれぞれ1点を追加し、5-1とリードを4点に広げる。

 負けられない苫小牧中央は6回表、相手の失策や四球などで無死満塁のチャンスをつかみ、5番に入った倉橋 来輝夢内野手(3年)が押し出しの四球を選び1点を返す。さらに6番・名取 隼人外野手(2年)の内野安打などでこの回に一挙3点を追加し、5-4と1点差へ詰め寄る。

 6回裏、先頭打者の6番・浅野 裕生内野手(3年)が左中間への二塁打を放ち、7番・菊池 一内野手(3年)の犠打などで2死一、三塁として、1番の村田 陽和(3年)が左適時打を放ち、1点を追加して突き放しにかかる。

 7回表、苫小牧中央は1番・木村の内野安打と2番・大竹 拓海外野手(2年)の犠打などで2死二塁のチャンスを作ると、4番・上野 愛翔捕手(3年)が中適時打を放って1点差に詰め寄ると、札幌第一ベンチは先発の田中佑から近江 駿弥投手(2年)へと交代するが、5番・倉橋の中適時打で6-6の同点に追いついた。

 その後も両チームがチャンスを作りながら無得点が続き、試合は延長戦、タイブレークへ。
 13回表、苫小牧中央は先頭の4番・上野が内野安打で無死満塁とすると、5番・倉橋の打球を遊撃手が失策して1点を追加。ようやく均衡を破るが、7回途中から登板している札幌第一の近江投手が粘りを見せ、追加点は許さなかった。

 後がない札幌第一は13回裏、途中から守備に就いていた長峯 周汰外野手(2年)が投手へのバント安打を決め、無死満塁のチャンスとして9番・村上 広内野手(3年)が右越え適時二塁打を放ってサヨナラ勝利。8-7で大接戦を制し、札幌第一が決勝へと進んだ。苫小牧中央の先発・斎藤 優は13回を1人で投げ抜いたものの、粘り切れなかった。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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