試合レポート

芝vs大東大一

2013.07.12

芝・9回裏の大逆転劇

9回表を終わりスコアは6対1で大東大一のリード。残るアウトは3つ。
しかし、ここからが脅威の粘りを見せる。

ここまで大東大一の4人の投手の前に6回にあげた1点のみという打線。
スコアリングポジションにランナーは出すも、大東大一の堅守の前にホームが遠かった。

迎えた9回裏、はこの回先頭の6番関口裕也がデッドボールで出塁すると7番村田是水がヒット、8番渡辺純平がデッドボールでノーアウト満塁のチャンスを作る。
ここで9番藤木将裕のレフト前のタイムリーで1点を返す。更に2番白石裕貴、3番内藤喬浩に連続タイムリーがでてそれぞれランナーが一人ずつ帰りその差を3点とする。こうなると試合の流れは完全にのペースに。

勢いにのるは4番佐々木唯人がセンターへきっちり犠飛をあげ、更に1点追加し、1点差。なお2アウト1.2塁で5番田中裕貴はライト前ヒットで再び満塁とする。
そして打者はこのイニング2打席目の関口。関口の打球はショートへの内野安打と悪送球でサードランナーに続き、セカンドランナー内藤も帰り逆転サヨナラ。

5点差を2個の四死球と6本のシングルヒットをこつこつとつないだ結果、が5点差をひっくり返し劇的なサヨナラ勝ち。3回戦へと駒を進めた。自立自律、前後裁断をモットーに、この夏も見せた「逆転の芝」チームの伝統になりつつある。

(文:編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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