試合レポート

北海vs知内

2020.10.10

北海が10年ぶりの頂点まであと1勝!エース木村が10K完封!

北海vs知内 | 高校野球ドットコム
北海エース・木村大成

 北海のエース・木村大成投手(2年)が3安打無四球10奪三振で知内を完封。10年ぶりの優勝へあと1勝とした。

 「安心して見ていられた。これまでで一番だったと思います」。平川敦監督は頼もしそうにエースを見つめた。この日の最速142キロの直球を中心に、スライダーのキレも申し分なかった。相手は右打者が8人いたが、「自分の持ち味であるクロスファイアーが生かせるな」とプラスに考え、凡打の山を築く。終わってみれば相手に二塁を踏ませることのないほぼ完璧な内容だった。

 10個の三振を奪ったが、「バックに助けられて良かった」と無失策で支えた守備陣への感謝を先に語った。

 6年ぶりの決勝進出、そして10年ぶりの優勝が見えてきている。だが、「特別なことは考えず、一戦必勝の北海野球で必ず勝利つかみ取ります」とエースはあくまで目の前の一戦に全力を尽くすことを強調した。

北海・平川監督のコメント】

(知内とは)練習試合でもやっていましたし、全道大会の戦いを見ていると本当に一生懸命なチームですし、最後の最後までこっちも一生懸命戦わないとミスも出るので、最後まで一生懸命やろうと言っていました。

木村は大会通じて良いピッチングをしてくれている。直球もスライダーの切れも良かった。気持ちの入ったピッチングをしてくれているので、安心して見ていられた。

相手投手を打ち崩すのは難しいと思っていたが、何とか食らいついて、良い当たりではなかったが。気持ちのこもった打球を打ってくれたと思います。

決勝へ向けては木村次第だと思う。しっかり投げてくれて、バックが守ってくれて、少ないチャンスをものにして、勝ちたいと思います。

(記事=編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【秋田】明桜と横手清陵がコールド勝ちで4強入り<春季大会>

2024.05.22

【愛知・全三河大会】昨秋東海大会出場もノーシードの豊橋中央が決勝進出、147キロ右腕・内山など投手陣に手応え!名指導者率いる三好も期待の 1、2年生が出場

2024.05.22

阪神・佐藤がフェンス直撃のタイムリー!昨日のHRに続き今日もバットで結果!再昇格へ連日アピール!

2024.05.22

【福島】学法石川と聖光学院が4強入り、準決勝で激突<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.04.23

床反力を理解しよう【セルフコンディションニングお役立ち情報】

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?