試合レポート

神村学園vs鹿児島玉龍

2021.07.13

雷雨中断4時間25分、試合時間7時間2分、追い上げ及ばず・鹿児島玉龍

 午前9時59分にスタートしたゲームは、11時11分に雷雨のため中断。待ち時間は実に4時間25分に及び、再開されたのは午後3時36分だった。試合終了は午後5時1分。計7時間2分にも及んだ長丁場の一戦だった。

 先制したのは鹿児島玉龍。1回裏、2つの四球とヒットで満塁とし、4番・山野凌空(3年)の犠牲フライで先制。ボールと6番・山下薫輝(3年)のセンター前タイムリーで計3点を先取した。

 追いかける神村学園は3回表、2番・寶永陸翔(3年)のセンターオーバー二塁打で1点を返すと、一死満塁で5番・中島悠登(3年)がライトスタンドにグランドスラムを叩き込み、計5点を返して逆転に成功した。

 中盤、長い中断時間を経ても神村学園の攻撃の集中は切れない。6回表、3番・福田将大(2年)のレフト前タイムリーで6点目を挙げ、8回には1番・甲斐田紘整(3年)が今大会3本目となるホームランなどで2点を加えた。

 2回以降、追加点が奪えなかった鹿児島玉龍だったが8回裏、一死満塁から7番・八木順生(3年)のレフト前タイムリー、死球押出しで2点を返し、3点差とする。

 9回裏も、先頭の2番・亀甲亮太(3年)がライトオーバー二塁打を放ち、同点、逆転劇への期待も高まったが、後続を断たれ、得点できなかった。

(文=政 純一郎

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?