【動画】ここまで順調。20年の慶應大速球派カルテットは飛躍の1年にできるか
2020年の慶應義塾大投手陣は歴代でもトップクラスの投手陣と評価された。特に現在、ヤクルトの木澤尚文投手(慶応義塾出身)、ソフトバンク育成の佐藤 宏樹投手(大館鳳鳴出身)、ENEOSの関根智輝投手(都立城東出身)、トヨタ自動車の長谷部銀次投手(中京大中京)の4投手のポテンシャルは、ずば抜けていた。
右腕の関根は慶應義塾大の堀井監督からもゲームメイク能力を高く評価されていた。ENEOSに進んだ1年目から先発として活躍。6日のスポニチ大会の第1戦で先発登板し、6回無失点、7奪三振の快投を見せた。この1年、実績を重ねていけば、社会人経由では、巨人育成の伊藤優輔投手(都立小山台出身)以来、2年ぶりの都立高出身のドラフト指名も期待できそうだ。
20年のヤクルトドラフト1位の木澤は1年目は大きく苦しみ、1軍登板なし。今季は156キロをマークし、オープン戦でも好投を見せている。高校時代からすぐに台頭するタイプではなく、試行錯誤を重ねながら、徐々に力を発揮するタイプだったので、あまり心配はしていない。
20年ソフトバンク育成ドラフト1位指名の佐藤はドラフト前に手術。1年目はリハビリにより登板はなかったが、5日、九州共立大とのオープン戦で復帰登板。佐藤は自身のSNSでも感謝の思いを綴った。
長谷部は大学時代、実績はあまりなかったが、トヨタ自動車に進んで速球派左腕として活躍。昨年の都市対抗・NTT東日本戦でも登板を果たし、威力抜群の速球を披露した。