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中学軟式野球の全国大会投球制限を改定

2020.02.05

中学軟式野球の全国大会投球制限を改定 | 高校野球ドットコム
改定内容に注目

 公益財団法人 全日本軟式野球連盟は4日、公式HPで2020年度より少年部(中学生)の全国大会での投球制限を改定することを発表しました。

 競技に関する連盟特別規則の投球制限【少年部(中学生)】の改定で、3月21日から行われる「文部科学大臣杯第11回全日本少年 春季軟式野球大会日本生命トーナメント」から導入されます。

《現行》
投手の投球制限については、肘・肩の障害防止を考慮し、1日7イニングまでとする。ただし、タイブレーク方式の直前のイニングを投げ切った投手に限り、1日最大9イニングまで投げることができる。タイブレークとなった場合に投げることができる投手は、タイブレーク方式の直前を投げ切った投手か、新たな投手(その日1球も投げていない選手)に限り、1日2イニングまで投げることができる。

~以下省略~
↓↓

《改定》
投手の投球制限については、肘・肩の障害防止 を考慮し、下記の通りとする。

・大会中の 1日の投球数…100球
・1週間の投球数…350球
※試合中に100球に到達した場合は、その打者が打撃を完了するまで投球できる。
※少年女子も同様の取り扱いとする。

 対象大会は、「文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメント」のほか、「全日本少年軟式野球大会」と「全日本中学女子軟式野球大会(SPトーナメント)」です。また、各都道府県大会の導入は、各都道府県支部により異なるとなりました。
それでもこれまでイニング数の制限だったものが、はっきりと投球数の制限に踏み切ったことになります。

 「文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメント」は今回、56チームの出場で予選リーグ3日間と決勝トーナメント2日間。3月21日から26日の日程で最大7試合を戦うスケジュールになりました。
予選リーグ&ダブルヘッダーあり決勝トーナメントのタイトなスケジュールと、今回の投球制限改定が、将来どんな効果に出るか注目です。

(文=松倉雄太

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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