東京都市大学付属高等学校(東京)
東京都世田谷区にある東京都市大付属高等学校(元:武蔵工業大学付属高校)は、2009年に武蔵工業大学が東京都市大学に校名変更したことにともない、現在の校名となりました。2007年に完全中高一貫教育制へと移行し、全ての生徒が6年間じっくりと腰を据え、勉強や部活に集中できる環境です。整った設備で行う実験の授業や、プレゼンテーションの授業で国語にも力を入れるなど、入試対策も万全。また、グローバル化の一環として帰国生入試も採用しています。
OBにはアナウンサーの久米 宏さんや、「Shall we ダンス?」などでお馴染みの周防 正行監督などがいます。
また野球部の卒業生には、中央大を経てクリーブランド・インディアンスとマイナー契約、その後信濃グランセローズに入団した中村 尚史さんがいます(2009年インタビュー)。ちなみに周防監督も中学時代は同校の野球部でした。
現役生は、今年の春はブロック予選を突破、都大会に出場。昨夏、3回戦で9回裏2アウトから逆転負けを喫した悔しさを晴らすため、守備力の向上を目指し鍛えている最中だという東京都市大付野球部を主将の岡村 健司君に紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 東京都市大付の岡村 健司君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が10人、2年生が11人、3年生が17人の合計38人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時30分から19時までです。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
二子玉川近くに総合運動施設があり、その中に専用球場があります。東京都市大学や系列校の東京都市大等々力中高、本校の中学硬式野球部と共用で使用しています。
平日は、週3日専用球場で、他の日は人工芝のサブグラウンドや多摩川の河川敷などを利用して練習します。
系列校と連携を取りながら上手に練習しているのですね!
今年のチームについて
岡村 健司主将(東京都市大学付属高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「切れ目のない打線」と「多彩な投手陣」、そして「積極的な走塁」です!
Q. 夏へ向けて現在、どんなことを課題において練習を行っていますか?
春は守備力の弱さからリズムを崩すことが多かったので、夏に向けて守備力の向上に力を入れています。
捕球姿勢とその後のステップを繰り返し練習したことで、スローイングが格段に安定しました!
Q. 良い練習が出来ているんですね!春季大会を振り返ってみて収穫などはありましたか?
春はブロック予選を勝ち上がり本戦(都大会)に2年連続で出場できたものの、1回戦で敗退してしまいました。自分たちのリズムで試合を進めることがまったくできず、守備面、精神面で含め多くの課題が見つかりました。
Q. 都大会での1勝は難関であり、貴重ですね。では、野球部として成長を実感できたと思う経験はありますか?
春季大会以後、すべてを一からやり直すという意識で練習してきました。その結果、前半に先行されても逆転することや、二死からでも得点することに対する意識と自信を、少しずつ実感できるようになりました!
Q. 着実に進歩しているんですね!さて、夏の大会を迎えるにあたって今どんな気持ちで練習していますか?
日頃から学校関係者や保護者、OBをはじめとする多くの方々に支えられています。その方々に喜んでいただけるよう、先輩方から受け継いだ清々しい野球をしたいと思っています。そのためにも決して下を向かず、明るく元気に楽しく練習しています!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
ずっと苦楽を共にしてきた3年生全員がキーマンです!なかでも打線の中心を担う伴 大資に期待したいと思います。
Q. どんな選手ですか?
広角に打ち分けるバットコントロールと長打力を兼ね備えた打撃力を誇る選手です。守備も安定しており、チームの精神的柱の一人です!
心強い打線の主軸ですね!ありがとうございました!
続いて岡村 健司主将がキーマンとして挙げていた、伴 大資君にも加わって頂きます!
伴 大資選手(東京都市大学付属高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
岡村 健司(以下「岡村」):高校時代のすべてをかけるに値するものであり、人間的にも成長させてくれるものであると信じています。一生の宝となり、輝きつづける時間を自分に与えてくれるもの、それが高校野球の魅力だと思います!
伴 大資(以下「伴」):そうですね。自分も野球そのものだけでなく、野球を含めた高校生活全体がとても意味あるものと感じられることが、とてもすごいことだと思います。それに、仲間の大切さが感じられることも。
Q. 大切に思える仲間が、本当の宝物ですよね。さて、一番好きな練習は何ですか?
岡村:バッティング練習です!
伴:自分もバッティング練習が好きです。長打ではなく、野手の間を抜くような打球。何よりも強い打球を心がけています!
Q. 伴君のバットコントロールの良さは、練習から生み出されるんですね。ちなみに、キツイと感じる練習はありますか?
岡村:走り中心のトレーニング。
伴:同じく!
Q. では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
岡村:都立立川高校さん。一昨年は夏の大会でコールド負けし、昨年の夏大会では9回裏2アウトから逆転サヨナラ負けを喫しました。今年こそ、先輩たちの想いを胸にリベンジしたいと思っています!
伴:一昨年、昨年の先輩たちのためにも、リベンジしたいです!
Q. これはリベンジし甲斐がありますね。3回続けては負けられません!さて、話は変わりますが一番好きな応援歌は何ですか?
岡村:「じょいふる」です。
伴:「必殺仕事人」!
Q. それでは最後に、お2人が野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
岡村:「試合では練習の7割の力を発揮すればよい。そのために練習で10割以上のプレーをする。」
伴:「頑張ったやつが一番強い。」
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■吉田 隆志監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようなチームを目指し、作り上げてきたのでしょうか?
高校生としての本分を守りながら真剣に野球に打ち込む姿に、高校球児のあるべき姿があると考えています。応援していただいている方々に喜んでいただけるような、清々しい野球、清々しいチーム、絶対にあきらめないチームを目指してきました。
Q. 気持ちの良いプレーを見ていると、つい応援したくなります!今年のチームの強みを教えてください!
基礎基本を大切にしながら、一人ひとりの個性を生かすこと、そしてチームとしての約束事を徹底するなかで、全員の力で接戦を勝ち上がることが夏の目標であり、このチームの強みであると思います。
決して下を向かず、明るく元気に楽しく練習している選手たち。勝利はきっと訪れるでしょう!お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!