試合レポート

立命館守山vs光泉カトリック

2022.07.22

2年生エース加藤が完封!立命館守山が5季連続の8強入り

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコム
完封勝利を飾った立命館守山の加藤優芽

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコムトーナメント表
滋賀大会の勝ち上がり

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコム大会の詳細・応援メッセージ
第104回 全国高等学校野球選手権 滋賀大会

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコム選手名鑑情報はこちら
選手名鑑一覧ページ

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコム日程・結果一覧
滋賀TOPページ
第104回大会 全国47都道府県地方大会の日程一覧

立命館守山vs光泉カトリック | 高校野球ドットコム気になる学校への応援メッセージはこちら
学校検索ページ

<第104回全国高校野球選手権滋賀大会:立命館守山4-0光泉カトリック>◇22日◇3回戦◇オセアンBCスタジアム彦根

 春準優勝の立命館守山光泉カトリックを下し、5季連続の8強入りを果たした。

 立命館守山はエース左腕の加藤優芽(2年)、光泉カトリックは背番号13の右腕・中植耕太郎(2年)が先発。最速141キロの中植は130キロ台中盤の直球と100キロ台のカーブで上手く緩急を使い、1回、2回を三者凡退に打ち取る。対する加藤は球速こそ120キロ台後半だが、回転数の多い直球を武器にフライアウトを量産。2回裏には1死満塁のピンチを招いたが、浅い右飛と一邪飛で切り抜けた。

 試合が動いたのは4回表、立命館守山は先頭の2番・岡田陽斗(3年)が四球で出塁すると、春の県大会で3本塁打を放っている3番の白樫健太郎(3年)が打席に入る。「絶対に繋いでいこうと意識して打席に立ちました」と高めの直球を捉えると、右中間への適時二塁打となり1点を先制。その後、1死三塁から5番・小畑颯諒(2年)の遊撃ゴロの間に1点を加えた。

 さらに立命館守山は6回表に無死満塁から4番・杉森宏大(3年)の左犠飛で1点を追加。7回から登板した上徳拓翔(3年)に対しても9回表に2死二塁から8番・小山達樹(3年)が三塁線を破る適時三塁打を放ち、着実にリードを広げた。

 「真っすぐで相手を押せていたところが良かったと思います」と加藤は9回を投げ切り、7安打4四死球を出しながらも149球で完封。「3回くらいから抜け球とボール先行が多くなったので、改善したいと思います」と反省点を口にしていたが、それがかえって相手の的を絞らせずに要所で踏ん張った。

 初戦の滋賀高島戦は、「受け身になっていましたね」(秋武祥仁監督)と終盤までビハインドを許す苦しい展開だったが、この日は2巡目から打線が機能して、試合巧者ぶりを発揮。「今日は良い形でチャレンジできたので良かったと思います」と秋武監督も納得の試合内容だった。

 昨春から準優勝、準優勝、4位、準優勝と安定して上位に進出している立命館守山。悲願の甲子園初出場に向けて徐々にエンジンがかかってきた印象だ。

 一方、敗れた光泉カトリックは11残塁と拙攻が目立った。「勝たせてやりたかったですね。ここぞというところで打てなかったのが残念だった」と元阪神の伊藤文隆監督は無念さを滲ませていた。互角の試合内容だっただけにあと一本が出なかったのが悔やまれる。

(取材=馬場 遼)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿児島実がコールド勝ち!川内商工は終盤に力尽きる

2024.05.31

夏の愛知大会は6月28日から開幕!決勝戦は7月28日【愛知大会要項】

2024.05.31

【鹿児島NHK選抜大会】鹿屋農が"強気の勝負"で勝機を引き寄せ4強入り

2024.05.31

【北信越】富山県勢4校が12年ぶりの県勢V狙う、茨木擁する帝京長岡にも注目<地区大会>

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.05.26

【春季関東大会】白鷗大足利が初優勝!最後はタイブレークの末サヨナラ死球で幕切れ!

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】エース頼み脱却を目指してきた京都国際。「素質はプロ入り左腕と同等」の2年生左腕の台頭と打線強化で京都の大本命に成長!

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉