試合レポート

PL学園vs履正社

2009.09.26

2009年09月27日 舞洲ベースボールスタジアム

PL学園VS履正社

2009年秋の大会 秋季近畿地区高校野球大阪府予選 準々決勝

一覧へ戻る

多司将仁 投手(PL学園)

PL学園、公式戦府内29連勝!

 今夏の準決勝、延長戦を戦ったPL学園履正社の対戦。PL学園が3投手の継投で 履正社を振りきり、準決勝進出を決めた。

8回、 履正社 に傾きかけた嫌な流れを止めたのが、3番手でリリーフした多司将仁投手(2年)。夏の甲子園で148キロを計測した自慢の直球でピンチを凌いだ。「甲子園と同じような場面。あの時の経験が生きました」と満面の笑み。

 この多司が作った流れを打線は無駄にしない。その裏、2死から5番山﨑和人(2年)の二塁打をきっかけにチャンスを作ると、7番景山駿(2年)、8番多司の連続タイムリーで苦しい試合に決着をつけた。

 「 履正社さんと試合すると、こんな試合ばかりになりますね」と河野有道監督は苦笑いしたが、1戦ごとに力をつけるチームに手応えを感じ始めている。

 エースナンバーを背負う難波清秀(2年)、この日先発した勧野甲輝(2年)とともに投手陣は充実。前日の5回戦( 大商大堺 戦 )で右足首に死球を受けた主将の吉川大幾(2年)も不屈の闘志で出場を続けチームを引っ張っている。
実戦わずか1試合で公式戦に臨んだ新チーム。当初こそバタバタしていたが、試合を重ね、徐々に形になってきた。4季連続の大阪制覇へ、視界は明るくなってきた。

(文=松倉雄太

[:addclips]

[:report_ad]

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.14

【春季東京都大会総括】日大三、二松学舎大附など強豪校がノーシードの波乱! 新基準バットでも9本塁打の帝京が驚異の打力で王者に

2024.05.14

【2024夏全国ノーシード校一覧】二松学舎大附、履正社、智辯学園、沖縄尚学などビッグネームがノーシードで夏に挑む

2024.05.14

広島「今季新戦力の現状通信簿」、新外国人の復活はなるか!?

2024.05.14

宗山塁(明大)ら大学ドラフト候補が放つ「強烈なオーラ」は新人アーティストの「ブレイク前夜」を彷彿させる 新連載・一志順夫コラム「白球交差点」vol.2

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.09

プロスカウトは190センチ超の大型投手、遊撃手、150キロ超右腕に熱視線!この春、浮上した逸材は?【ドラフト候補リスト・春季大会最新版】

2024.05.09

【熊本】九州学院は城北と文徳の勝者と対戦<NHK旗組み合わせ>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?