試合レポート

鵡川vs国士舘

2008.11.17

2008年11月17日 神宮球場 準々決勝

鵡川vs国士舘

2008年秋の大会 第39回明治神宮大会 準々決勝

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石井君(鵡川)

国士舘無念 初回の大量失点響く

本日の第二試合は、北海道地区 鵡川vs東京地区 国士舘といったカード。 1回戦で打線が爆発し、11得点を奪った鵡川打線を国士舘は、どう対処するか。

試合は、初回鵡川の1番阿部(智)君の特大2ベースから始まった。 1回の表、早くも1番阿部(智)君が、2塁へ出塁すると、2番宮本君はアウトになるものの3番西藤君は、フォアボールとなり1アウト1,2塁。このチャンス、4番柳田君が、三遊間を抜ける先制安打を放ち、早くも1-0と強力打線が 国士舘を攻め立てる。続く5番森君は、ライトへのヒットを放ち2-0。6番阿部(康)君も1,2塁間を抜けるヒットを放ち3-0。1回の表から、鵡川は3点のリードを奪った。

3点の援護をもらった鵡川先発西藤君は、先頭バッターには、フォアボールを与えたものの、後続を絶ち1回を終わらせた。

対する国士舘エース荷川取君は、リズムに乗り切れないまま、 2回の表にも鵡川打線に捕まってしまう。鵡川この回先頭バッター8番岩谷君に対してデットボールを与える。9番萩中君は、センターフライに捕るものの、1番阿部(智)君には、再びライトへのヒットを許し、1アウト1,2塁となる。続く2番宮本君の打席では、3塁に盗塁を許してしまうと、この打席外野へ犠牲フライを放たれ、4-0と追加点を与えると、 3番西藤君の打席では、ショートのエラーの間に1失点5-0と1,2回で5点のリードを奪われる。結局荷川取君は、この回で降板となる。

荷川取君(国士舘)

鵡川は、5回の表にも5番森君の2ベースヒット、6番阿部(康)君の連続2ベースヒットで1点を追加し、6-0とした。 6回の終了時まで6点差。

だが、7回の裏以降、国士舘打線も意地を見せる。 7回の裏、2アウトになるが、1番高橋君が内野安打で出塁をすると、2番植草君がライト前にヒットを放ち、2アウトながら 1,2塁と得点のチャンスを拡げる。このチャンスに3番福田君が、三遊間を抜けるヒットを放ち、2塁ランナー高橋君を返すことに成功し、6-1と一点返すことに成功する。

8回の裏は、国士舘打線は、三者凡退に終わる。  9回の裏の反撃のみとなった。鵡川は、この回からピッチャーを石井君に変え、この回に挑んだ。 9回の裏の攻撃、国士舘打線が変わったばかりの石井君を捕える。この回先頭打者ピンチヒッター川内君が内野安打で出塁すると、続く1番高橋君の打球は、相手サードを強襲し、ノーアウト1,2塁とチャンスを拡げる。2,3番は、アウトになるが、4番原島君が今日初ヒットとなるレフトへの2塁打を放ち、一挙2点を奪い6-3とスタンド全体も追い上げムードとなってきた。だが、最後は相手のピッチャーに抑えられてしまい、6-3とゲームは終了した。

鵡川の強力打線が、関東代表の慶應とどういった試合運びをするか楽しみである。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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