試合レポート

高松一vs三木

2016.07.14

高松一「聖域なき構造改革」で5年ぶり3回戦進出!

 今年4月からOBの田村 諭司監督が就任し、今夏にはユニフォームも新調。鮮やかなブルーを基調とした胸の「高松一」がこの香川三木戦では躍動した。

 先発の大門 蓮虎(2年・169センチ55キロ・右投右打・東かがわ市立白鳥中出身)は、初回こそ、二死から四球と4番の藤井 大将(3年・中堅手・179センチ75キロ・右投左打・さぬき市立南中出身)左中間先制二塁打以下の3連打によって2点を失ったものの、その後は終始落ち着いた投球を展開。9回裏二死二・三塁から再び藤井に右中間2点二塁打を浴びるまでは無失点で切り抜けた。

 一方、昨年度まではセンター返しを根幹としていた打線も、強いスイングが目立ち長打3本を含む9安打で計8得点。特に4回一死二・三塁から2球目のファーストストライクを叩き、左翼線に勝ち越し2点二塁打を放った4番・千葉 智弘(3年主将・166センチ70キロ・右投右打・高松市立木太中出身)などはその象徴である。

 過去には、春1回(1949年)・夏3回(1949・1951・1972年)の甲子園出場経験を持ち、元西鉄ライオンズのスラッガー・中西 太氏や、アマチュア球界にも名だたる選手を送り出している高松一。その歴史はリスペクトしながらも「聖域なき構造改革」で5年ぶり3回戦進出の先、6年ぶりのベスト8を狙っていく。

(文=寺下 友徳)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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