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井口、松中、福留…。殿堂入りの川島勝司氏が率いた1996年アトランタ五輪の日本代表メンバーがすごかった!

2021.01.15

井口、松中、福留...。殿堂入りの川島勝司氏が率いた1996年アトランタ五輪の日本代表メンバーがすごかった! | 高校野球ドットコム
左から松中信彦、福留孝介、井口資仁

 1月14日、野球殿堂入りが発表され、特別表彰部門に川島勝司氏の表彰が決まった。川島氏は桐生高校出身で、ヤマハ、トヨタ自動車で監督を務め、1970年代、1980年代、1990年代で、都市対抗優勝を経験している。

 そんな川島監督は1996年のアトランタ五輪の監督を務めた。当時のメンバーはかなり豪華だった。

【プロ】
三澤興一(元ヤクルト)帝京出身
森中聖雄(元横浜)東海大工出身(現・東海大翔洋
川村丈夫(元横浜)厚木出身
小野仁(元近鉄)秋田経大附出身 (現・ノースアジア大明桜)
大久保秀昭(元近鉄)桐蔭学園出身
福留孝介(中日)PL学園出身
今岡誠(元千葉ロッテ)PL学園出身
松中信彦(元福岡ソフトバンク)八代第一出身
谷佳知(元オリックス)尽誠学園出身

【社会人】
杉浦 正則(元日本生命監督)橋本出身
西郷泰之(元東海大コーチ)日本学園出身
森昌彦中京投手担当コーチ)愛知中京出身
桑元孝雄(東農大コーチ)武相出身

 投手では三沢、森中、川村といったプロでも活躍を見せた右投手が選出。小野は19歳ながら剛速球を投げる左腕として、大きな注目を浴びていた。

 野手の顔ぶれが素晴らしく、福留、松中、井口、谷、今中と1000安打以上、100本塁打以上が5人もいるという伝説のメンバーである。

 またプロでは短期間の在籍に終わった大久保監督はENEOS時代に3度の都市対抗優勝、慶応大時代に明治神宮大会優勝、そして昨年はENEOSに戻り、再び都市対抗出場と川島氏に負けない勝負師ぶりを見せている。

 ミスター社会人として活躍した名投手・杉浦氏や長年、日本代表入りし、社会人トップクラスのスラッガーとして活躍した西郷氏、武相高校時代に逸材を多く育てた桑元氏、また中京でコーチを務める森氏も投手の特性を見抜き、次々と好投手を育てる手腕を発揮している。

 こんな偉大な選手、指導者が生まれたチームを率い、銀メダルに導くなど、社会人野球の監督としても実績を残した川島氏がこういう形で表彰を受けるのはとても喜ばしいニュースだといえる。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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