News

進化を続ける次世代の大砲候補・野村佑希(花咲徳栄) 成長を感じさせるフォームの変化

2020.06.07

進化を続ける次世代の大砲候補・野村佑希(花咲徳栄) 成長を感じさせるフォームの変化 | 高校野球ドットコム
野村佑希(花咲徳栄出身)

 プロ2年目を迎える野村佑希花咲徳栄出身)が少ないチャンスを掴もうと猛アピールを続ける。

 4日の千葉ロッテとの練習試合で3番・サードでスタメン出場すると、いきなり初回に千葉ロッテ先発・西野 勇士新湊出身)からレフトスタンドに突き刺すホームランを打って見せた。中継ぎやクローザーとして1軍で活躍する西野からの一発は野村にとってアピールになったはずだ。

 7日の横浜DeNA戦でも櫻井周斗日大三出身)からヒットを放っており、少しずつアピールをしている。その野村だが、高校時代と比較をすると、甲子園の時は構えはオープンスタンスだったが、スクエアに構え方が変わった。これによって身体のひねりが小さく抑えられるようになった。

 またトップの作りもあまり高く上げずに、小さな動きになったことで、対応力が上げようとしているのが見てわかる。その一方で、トップを大きく作らないことでボールまでの距離が作るのが難しくなるが、4日のホームランを見ると、トップができてから下半身主導から動き出し、全身の力をボールに乗せていることがわかる。

 野村は、ドラフト直前の時の取材でも「身体全体を使って振らないとボールが飛ばないので、とにかく身体を使うようにしています」と語ったように、全身を使ってスイングをすることの重要性を既に理解していた。

 2019年シーズンは途中で怪我に見舞われたが、2軍で75試合に出場するなど、経験を積んだ。今年は同期の万波中正横浜出身)が1軍キャンプからスタートしたが、ここからの野村の巻き返しにも注目したい。

関連記事
ティー打撃から深いこだわりが。オリックスの主砲・吉田正尚の工夫を凝らした打撃練習
オリックスの外野陣の練習にマシンあり?佐竹学コーチに聞く、プロとアマチュア外野手の違い
ドラフト5位でも侮れない勝俣翔貴(オリックス)の潜在能力に注目

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【秋田】明桜と横手清陵がコールド勝ちで4強入り<春季大会>

2024.05.21

【関東】帝京が2発12得点のコールド勝ち、常総学院はセンバツV校に競り勝って4強入り<春季地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>