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5月5日は埼玉、兵庫の準決勝に注目!

2017.05.05

5月5日は埼玉、兵庫の準決勝に注目! | 高校野球ドットコム
佐野涼弥(浦和学院)

 5月5日、こどもの日。この日も各地で大会が大詰めとなっている。まず注目なのが埼玉県の準決勝だろう。

 まず第1試合の市立川越vs浦和学院の一戦は見逃せない試合。昨夏準々決勝以来のカードとなるこの試合、前回は市立川越が試合を制しているだけに、浦和学院とすれば何としても負けられない試合であろう。
浦和学院は2回戦で聖望学園と対戦し、9回表二死までリードを許していたが、土壇場で逆転に成功して、接戦を制すると、3回戦以降は盤石な戦いで、勝ち進んできた。一方、市立川越も自慢の強打で勝ち上がっており、一戦一戦力をつけてきている。浦和学院佐野涼弥市立川越メンディス海と両左腕がエースとして活躍。この2人の投げ合いに注目したい。

 

 2年生を中心に勝ち上がってきた春日部共栄は粗削りながらもポテンシャルが高い選手が多く揃っているのが特徴。花咲徳栄は、すべてにおいて県内では群を抜いた好チームで、準決勝でもどんな戦いを見せるのか、注目される。

 兵庫ではいきなり報徳学園vs育英の名門校同士の対決が実現。決勝戦に勝ち進むのはどちらのチームなのか?また2試合目はvs明石商と近年、躍進著しい公立校同士の対決にも注目だ。

 滋賀では選抜出場校の滋賀学園、夏甲子園出場の近江が敗れる波乱の展開の中、勝ち上がってきたのが彦根東vs草津東。この戦いを制するのはどちらになるのか?

 大阪では準々決勝が行われ、ここまですべてコールド勝ちしている大阪桐蔭は、上宮と対戦。昨年、上宮の左腕・巻大地に苦しみ、9回にサヨナラ勝ちするまで1点も奪うことができなかった。その巻は最上級生を迎えた。今回も手に汗握る一戦を期待したい。そして履正社を破った東海大仰星は近大附と対戦する。そして四国大会は本日決勝を迎える。明徳義塾vs松山聖陵と昨夏甲子園出場同士のカードである。

 ぜひ今日も選手たちの熱い熱戦を注目してほしい。

(文・河嶋 宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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