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福井県立春江工業高等学校 【北信越地区代表】

2012.11.10

第43回明治神宮野球大会 チーム紹介 福井県立春江工業高等学校 【北信越地区代表】

福井県立春江工業高等学校北信越地区・福井初出場

チーム紹介

    北信越大会初出場から一気に駆け上がり、頂点まで登りつめた。

    4試合中3試合が1点差、決勝以外のゲームは逆転勝ちと、『ミラクル春江工』での優勝。投手を中心に少ない失点で凌ぎ、流れを呼び込むのがチームのスタイルだ。

    打線はチーム打率2割9分3厘。犠打が21と堅実な攻めでチャンスを作る印象が強い。
    スタメンには1年生4人が並び、1番、3番、4番、5番とチームの核を担っている。中でも柱になるのが4番でキャッチャーの栗原陵矢。北信越4試合で16打数8安打の打率5割をマーク。長打も3本放った。県大会ではチーム唯一の本塁打を記録している。
    また3番の小野翔大も北信越4試合全てでヒットを放った。

    北信越大会の入場行進では、全員が笑顔で楽しそうに歩いていた姿が印象深かった。

投手紹介

    エースの坪田和大が、県大会から通じて全試合に先発した。
    北信越大会では、一度もリリーフを仰ぐことなく、一人で投げ切った。北信越4試合での防御率は1.75。奪三振率は3.75で、典型的な打たせて取るタイプの投手というのが数字で表れている。
    自信があるというのがスライダー。変化球を中心に、打者の芯を外せば、坪田のペースだ。
    県大会決勝で敦賀気比に15失点をしてから、キャッチャーの栗原とともに苦手だった内角攻めを徹底的に練習したという。その効果が、北信越決勝で再び対戦したライバルを1点に抑えるピッチングに繋がった。

    坪田以外では、背番号10の西林侑亮と、背番号17の鰐渕涼介の二人が県大会でわずかながら登板した経験がある。

公式戦8勝1敗

  勝ち上がり   相手
福井県大会 1回戦 8-3 丹南
2回戦 4-2 高志
準々決勝 3-1 北陸
準決勝 1-0 啓新
決勝 2-15 敦賀気比
北信越大会 1回戦 5-4 金沢学院東
準々決勝 3-1 松商学園
準決勝 5-3 新潟明訓
決勝 2-1 敦賀気比

北信越大会での登録選手(◎:主将)

背番号   名前 学年 身長 体重
1   坪田 和大 2 168 60
2   栗原 陵矢 1 175 67
3 ◎  大崎 省二 2 175 75
4   木下 恵吾 2 169 58
5   梅村 拓実 2 174 65
6 中島 悠 2 167 60
7   小野 翔大 1 172 65
8   西 啓太 1 167 61
9   寿 優太 2 165 50
10   西林 侑亮 2 184 80
11   下出 竜介 2 167 50
12   忠谷 弦汰 1 170 65
13   関 隆行 2 176 67
14   出蔵 翔吾 1 180 78
15   濱出 翔太 1 172 65
16   宗澤 洋 2 170 85
17   鰐渕 涼介 2 173 65
18   宮脇 信吾 1 167 70
記録員 下道 崇裕
監督 川村 忠義
部長 八木 良一

決勝でのオーダー

ポジション 名前
西 啓太
梅村 拓実
小野 翔大
栗原 隆矢
木下 恵吾
中島 悠
濱出 翔太
坪田 和大
寿 優太

■高校別データ:春江工

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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