News

西武の二軍打席トップは19HRの渡部、山村&高木も一軍定着狙う

2021.12.04

西武の二軍打席トップは19HRの渡部、山村&高木も一軍定着狙う | 高校野球ドットコム
大学時代の渡部 健人

 二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の打席数上位5人を振り返ってみたい。

 今シーズンは42年ぶりに最下位となった西武だが、二軍でも一軍同様に最下位と苦しんだ。そのなかでもっとも打席を与えられたのが、日本ウェルネス出身のドラフト1位ルーキーの渡部 健人内野手(347打席)だった。

 渡部は打率.228(311-71)と確実性はやや低かったが、リーグトップタイの19本塁打、同トップの64打点を記録し、ルーキーながら打撃二冠に輝いた。一軍でも初出場を果たした4月4日のソフトバンク戦で初安打初本塁打をマーク。その後は当たりが出ず6試合の出場で安打はこの1本だけにとどまったものの爪痕は残した。

 渡部に次ぐ打席を与えられたのが、東海大相模出身のドラフト3位ルーキー、山村 崇嘉内野手(301打席)だ。高卒ルーキーながら規定打席に到達し、打率.217(281-61)、6本塁打とまずまずの成績を残した。一方、301打席で四球がわずか10個しかなく出塁率.250と苦しんでいる。出塁率の向上は来シーズンは一軍での出場を勝ち取るためにも重要だ。

 渡部と山村のルーキーコンビに続くのが、真颯館出身の高木 渉外野手(269打席)だった。昨シーズンは一軍で12試合に出場し2本塁打を放ったものの、今シーズンは一軍に定着できず出場はわずか6試合。シーズンを通じて二軍が主な主戦場となった。その二軍ではチーム2位となる12本塁打を放っており長打率も.429から.453へアップした。長打力のある外野手として一軍を目指す。

 沖縄・石川高出身でドラフト6位ルーキーのブランドン内野手(247打席)がチーム4位の打席数となった。247打席で10本塁打を放ち長打率.481を記録。規定打席には未到達ながら渡部の.466を上回った。一軍でも32試合に出場し打率.247(81-20)、3本塁打と結果を残しており、来シーズンは一軍定着からレギュラーを目指す。

 232打席を与えられた佐藤 龍世はシーズン途中に日本ハムへ交換トレードで移籍している。

<西武二軍・打席数上位5人>

渡部 健人(347打席)
打率.228(311-71) 19本塁打 64打点

山村 崇嘉(301打席)
打率.217(281-61) 6本塁打 33打点

高木 渉(269打席)
打率.252(234-59) 12本塁打 31打点

ブランドン(247打席)
打率.273(216-59) 10本塁打 30打点

佐藤 龍世(232打席)
打率.275(207-57) 6本塁打 23打点

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.15

西東京大会は激戦ブロックが続出!昨夏甲子園出場の日大三は国士舘と同ブロック!【2024年夏の甲子園】

2024.06.15

東東京の横綱に上り詰めた帝京、関東一の軌跡~前田三夫と小倉全由、2人の名将~【東西東京大会50周年物語③】

2024.06.15

【福島】日大東北がサヨナラ勝ち、帝京安積はコールド勝ちで4強入り<春季支部選手権大会>

2024.06.15

今年の東京は「スラッガー大豊作世代」! 超進学校に現れた「プロ入り明言」の二刀流、木製で本塁打量産の早実のスラッガーなどが夏を盛り上げる【注目選手リスト】

2024.06.15

“超不人気”だった東京の高校野球を「3つの出来事」が変えた! 東京ローカルチーム・桜美林の全国制覇、都立高の甲子園出場、そして……【東西東京大会50周年物語②】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】

2024.06.11

センバツ出場・東北のレギュラー左翼手がプロボクサー挑戦へ! エースはENEOS、主力は國學院大、国士舘大などへ進学【卒業生進路】

2024.06.14

15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】

2024.06.11

【北海道】旭川支部の抽選会は12日!旭川実、旭川志峯など強豪の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.06.11

【北海道】十勝支部は12日に抽選会!帯広大谷、白樺学園の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得