
金子翔柾、藤田大清、熊倉柚
ドラフト会議が目前に迫ってきた。今年は高校生154名、大学生187名からプロ志望届が提出されている。多くの注目選手がいるなかで、学校として注目を集めるのが埼玉県の強豪校・花咲徳栄だ。
なんと花咲徳栄は2015年から2021年まで7年連続でドラフト指名選手を輩出している。これは高校では大阪桐蔭高(2010年〜2016年)、愛工大名電高(1981年〜1987年)、中京大中京高(1965年〜1971年)と並んで最長タイになる。今年も指名を受ければ単独で最長となる。
ちなみに大学では明治大の12年連続、社会人ではJR東日本の11年連続で指名を受けており、今もなお継続中となっている。
連続指名記録のスタートとなった2015年の大瀧 愛斗外野手(現愛斗/西武4位)は、昨シーズン97試合に出場しブレーク。今シーズンも規定打席には到達しなかったものの121試合の出場で打率.243(366打数89安打)と順調にステップアップしている。
その他では清水 達也投手(2017年中日4位)が今シーズン54試合に登板し32ホールドをマーク。昨シーズンまでほぼ実績がなかったが、勝ちパターン入りを果たした。
野村 佑希内野手(2018年日本ハム2位)も怪我に泣かされながら2年連続で90試合以上に出場。三塁のポジションを手中に収めつつある。
このようにNPB球団から指名を受けたあとも、彼らはプロの世界で着実に結果を残している。
今年は金子 翔柾投手、藤田 大清外野手、守田 善投手、熊倉 柚投手と4人がプロ志望届を提出している。彼らが指名を受け高校としては史上最長となる8年連続でのNPBプレーヤーが誕生するのか注目だ。
<花咲徳栄高ドラフト指名選手一覧>
※2015年〜2021年
2015年:大瀧 愛斗(現愛斗/西武4位)
2016年:高橋 昂也(広島2位)、岡﨑 大輔(オリックス3位)
2017年:西川 愛也(西武2位)、清水 達也(中日4位)
2018年:野村 佑希(日本ハム2位)
2019年:韮沢 雄也(広島4位)
2020年:井上 朋也(ソフトバンク1位)
2021年:味谷 大誠(中日4位)
※2022年シーズン終了時点
(記事:勝田 聡)