藤田 大清選手 (花咲徳栄)

8年連続高卒プロ入りに期待がかかる花咲徳栄、最も期待したいのが187センチの大型外野手

花咲徳栄（埼玉）には、一冬越えると急速に伸びる選手が多い。それを象徴するのが藤田 大清外野手（3年）だ。花咲徳栄としては、15年から続く8年連続の高卒プロ入り輩出に期待がかかるが、最もプロ向きの素材と期待されているのが、187センチの大型外野手・藤田だと考える。 大型でありながら脚力があり、コンタクト率が高いスイングの藤田について迫っていきたい。 スクエアスタンスで、両膝を曲げて、バットを寝かせて構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、すり足気味にタイミングを取るのが特徴だ。花咲徳栄の選手たちはいわゆる無駄のないスイング軌道で、コンタクト率を高める打撃指導を受けている。藤田は最初はかなり苦労したというが、最終学年になってからその打法を会得し、フィジカルの強化によってスイングスピードも速くなり、公式戦でも目に見えて成果を出すようになった。 大型選手でありながら、スイングスピードが速く、打球も速い。ロスが少なく、レベルの高い投手にも対応できる技術、対応力を持っている。 花咲徳栄の首脳陣によると、まだまだ体の線が細いことが課題だという。それでも今の段階でこれほどの実力を発揮している。今後、うまく肉付けすれば大きく化ける可能性を持った選手だろう。その可能性を信じてドラフト会議で手を上げる球団はどこなのか、注目していきたい。