新戦力・河野竜生(鳴門出身)が巨人相手に好投!即戦力左腕が1年目から活躍なるか?
北海道日本ハムファイターズ1位指名が決まった瞬間、笑顔の河野 竜生
日本ハムの先発投手候補に新たな投手が名乗りを上げた。
セ・リーグ王者の巨人相手に3日、圧巻の投球を見せた日本ハムの社会人卒のルーキー・河野竜生(鳴門出身)。先発投手としてマウンドに上がると、初回に坂本勇人(光星学院出身)が右中間に二塁打を打たれるも、許したヒットは1本だけ。
4回に連続四球で二死一、二塁のピンチを招くも6番・モタをライトフライに切って取るなど、球数56、被安打1、与四死球2、奪三振4、無失点の好投を見せた。
ストレートを軸に、スライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップと多彩な変化球を織り交ぜ強力・巨人打線を翻弄。開幕ローテーションへ大きく前進したが、高校時代は鳴門で3年間プレー。高校3年生の夏はエースとして甲子園に出場してベスト8進出と大きく貢献。
準々決勝で同じ四国のライバル・明徳義塾に敗れるものの、結果を残して社会人のJFE西日本へ。
1年目から活躍した河野は、社会人2年目の時に補強選手として出場した日本選手権で敢闘賞を獲得。3年目で初めてJFE西日本の一員として都市対抗に出場するなど、確実に実績を積み上げて2019年のドラフトで日本ハムから1位指名。
見事プロ入りを果たしてキャンプは2軍スタートだったが、終盤に1軍へ昇格。すると2月22日の巨人戦で対外試合デビュー。2回を投げて被安打3、奪三振1、失点2で敗戦の結果だったが、3日の登板で見事に修正した。
ノーワインドアップから始動し、一度タメを作り、テイクバックは小さく体の後ろで隠しながら右腕を振り抜くのが特徴的な投球フォーム。以前のインタビューでは「グラブが外側に開く癖があるので『グラブを絞り込む』こと」を大事にしていると語った河野。巨人戦ではそのポイントをキッチリ踏まえた投球ができていたのではないだろうか。
日本ハムは堀瑞輝(広島新庄出身)や井口和朋(武相出身)、加藤 貴之(拓大紅陵出身)など1軍で実績を持つ左腕がいるが、エース格とはなれていない。開幕投手の有原航平(広島広陵出身)に続く左の主戦力として河野がブレークすれば投手陣に安定感が増してくる。即戦力として期待される21歳の好投に注目だ。
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