日本ハム、ビッグボス期待の杉谷、五十幡などが今季1軍未出場
杉谷拳士
開幕から1ヶ月が経過した。ここまでを見る限りセ・パ両リーグともに独走するチームはなく、まだまだ混戦が続きそうだ。大きく抜け出すチームがない中で鍵を握るのが2軍から上がってくる「上積み」だ。
故障や来日遅れなど様々な理由で、ここまで1軍での出場がない選手は多くいる。そんな彼らが本来の状態で1軍に上がってくればチームにとってこの上なく大きい。そこでここまで1軍で出番のない主な選手の状況を振り返ってみたい。(5月7日現在)
新庄剛志新監督体制となった日本ハムを見ると、新外国人のガント投手、5年目のロドリゲス投手も登板なし。ガントは2軍でも登板していない状況だ。
トミー・ジョン手術からの復活を目指す石川直也投手(山形中央出身)は6日に1軍昇格を果たした。2軍で11試合に登板し、防御率0.82と結果を残した。復活に期待がかかる
野手ではユーティリティープレーヤーの杉谷拳士内野手(帝京出身)がコンディション不良のため出遅れていたが4月22日の2軍戦で実戦復帰を果たした。まだ打席数は少ないが、二塁と左翼の守備にもついており、守る方の不安もなさそう。結果を残して1軍昇格の時を待つ。
昨シーズン、プロ初本塁打を含む8本塁打を記録した髙濱祐仁内野手(横浜高出身)も2軍で調整中。ここまで23試合で打率.247(77打数19安打)、3本塁打の成績を残している。
春季キャンプで右膝を痛め離脱していた社会人出身のルーキー・上川畑大悟内野手(倉敷商出身)は4月29日に2軍戦で実戦復帰。雨天のためノーゲームとなったものの、スタメンで起用されており安打も放っていた。
俊足が売りの五十幡亮汰外野手(佐野日大出身)は4月上旬にヘルニアの手術を受けリハビリ中。今シーズン中の復帰を目指す。
(文:勝田 聡)
<日本ハム・1軍未出場の選手>
※5月7日終了時点
・投手
達孝太
柿木蓮
福田俊
ロドリゲス
ガント
畔柳亨丞
鈴木健矢
石川直也
松浦慶斗
北浦竜次
杉谷拳士
上川畑大悟
髙濱祐仁
木村文紀
有薗直輝
阪口樂
五十幡亮汰
石川亮
宮田輝星