第152回 読売巨人軍 坂本勇人 選手2013年06月04日

 光星学院高時代は、1年秋からショートのレギュラーとして出場。3年春の選抜大会にも出場し、高校通算39本塁打をマーク。高校卒業後の2007年に読売ジャイアンツに入団し、同年7月に1軍に昇格。入団2年目以降もスタメンで高い結果を残し続け、昨年はセ・リーグで最多安打を記録するなど、日本を代表する若きプレーヤーとして活躍中。今回は、そんな坂本勇人選手にお話しを伺いました。

目次

【目次】
[1]打って守れて走れるショートになる
[2]坂本選手から高校球児たちへメッセージ

打って守れて走れるショートになる

読売巨人軍 坂本勇人選手

――坂本選手といえば、守備範囲がとても広い印象がありますが、日頃、守備において大事にしているポイントを教えてください。送球、捕球、判断においてどんなことを意識しているのでしょうか。

坂本勇人選手(以下「坂本」) 送球は、捕球した体勢から、出来るだけ上から投げることを考えていますね。捕球した体勢から目線を変えないように、送球の動作に入ることも意識しています。
 捕球はグラブの捕球面をボールに早めに合わせるようにしています。あと、判断するときに大切なのは、とにかく一球一球集中することですね。

――守備面で、ここ数年で一番自分が成長したと思う部分はどんなところですか?

坂本 守備に対する意識ですね。ボールの入り方、捕り方、投げ方、一つ一つを基本から見直し意識して練習に取り組んでいます。

――華麗なプレーを大舞台で出来るには、やはり基本が大事ということでしょうか?

坂本 そうですね。その基本を身につけるためには、まず、正しい捕球姿勢でボールを多く捕ることです。捕球からスローイングは、足を使うことを意識して練習するといいと思います。

――試合で、満足のいくプレーが出来るために、道具選びも大事だと思いますが、坂本選手が、グラブを選ぶときのポイントとは?

坂本 僕は今、ミズノのグラブを使っていますが、グラブを選ぶ時には、柔らかすぎず硬すぎず、グラブをはめたフィット感を大事にしています。あと、今は強い打球に負けないように、少しガッチリしたグラブを使用しています。

――なるほど。では今後、坂本選手はどんなショートになりたいというイメージを持たれていますか?

坂本 打って守れて走れるショートです。全ての面でレベルアップしたいですね。

――打って守れて走れるプレーヤーですか。それでは、坂本選手が高校時代に参考にしていた遊撃手はいましたか?また、当時の練習で、とにかくこれを徹底して練習していたというものがあれば教えてください。

坂本 松井稼頭央選手です!高校時代は、とにかく“素振り”をやっていました。打撃においても、とにかく基本が大切ですね。

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