目次

[1]小学6年生で120キロを計測する超強肩ピッチャー
[2]森木大智を追いかけて到達した144キロ


 2018年の夏、中学軟式の歴史が塗り替えられたのを覚えているだろうか。
 阪神にドラフト1位で指名された森木 大智投手(高知高出身)が、当時中学3年生の時に、史上最速150キロを計測。多くのメディアが取り上げ、大きな話題となった。

 それを見ていた当時小学6年生だった少年が3年後、最速144キロの剛腕となって、中学軟式野球界を騒がせ、春からは高校野球に挑んでいく。

小学6年生で120キロを計測する超強肩ピッチャー


 日光市立落合中3年生・小川 哲平投手。全校生徒162人の小さな中学校の野球部で3年間プレー。部員数11人と小規模のチームにいながら、最速144キロを計測する逸材として、選抜チーム・ALL栃木には2年連続で選出された。

 特に、3年生の時には文部科学大臣杯第12回全日本少年春季軟式野球大会日本生命トーナメントで準優勝を経験。濃密な中学野球3年間を振り返り「成長したことはもちろんですが、仲間の大切さを感じました」と落合中の環境だったからこそ、チームメイトの大切さをより一層感じたようだ。

 と同時に「人数が少なかったからこそ考えて練習をやってきました。これは、今後のステージにも生かせると思います」と、野球への取り組み方も自身の今後にプラスに働くと話した。

 受け答え1つとっても中学生とは思えない立ち振る舞いをするが、野球人生の始まりは4、5歳ころだったと振り返る。

 6つ上のいとこともキャッチボールをしていたこと。世間でも高校野球がテーマとなったテレビドラマがブームになっていたこともあり、幼いときから野球に触れ合う環境に囲まれて育ち、2013年、小学1年生になると落合東フェニックスへ入団。投手をメインにして、様々なポジションを守っていたという。

「当時は球が速いのがすべてだと思っていたので、とにかく速い球を投げようと一生懸命でした」というが、小学6年生で最速120キロをマーク。6年生とは思えぬ球速をマークしており、才能の片鱗は早くからのぞかせていた。

 その裏側には根拠があった。

「ソフトボールの遠投で65メートルを投げ、日光市内記録を50数年ぶりに更新することができました。それがあったから、120キロを投げられたんだと思います」

 小川はこの地肩を生かして、2018年、6年生になった小川は少年野球最後の大会で関東大会に出場。ベスト8まで勝ち上がり、大舞台を経験することになった。

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