目次

[1]大事なことは主観で選手を見ること
[2]それぞれが語るドラフトの面白さ

 近年は多くのファンからも注目されるようになったドラフト会議。これまでに数々のドラマを生んできた野球界にとっての大きなイベントだが、このドラフトを題材に現在集英社のグランドジャンプで連載をしているのが、クロマツテツロウ先生の『ドラフトキング』である。

 現在単行本は8巻まで販売している人気漫画で、主人剛・郷原眼力(オーラ)をはじめ個性豊かなキャラクターがドラフト、スカウトをテーマにした物語が展開される。

 今回は、非常にリアリティーがあることでも有名な『ドラフトキング』の作者・クロマツ先生と、独立リーグ四国アイランドリーグプラスに所属する徳島インディゴソックスの球団社長・南啓介氏が対談。ドラフトをテーマに様々なお話をしてもらった。

大事なことは主観で選手を見ること


ーー最近はドラフトが注目されていますが、クロマツテツロウ先生はなぜドラフトをテーマにした作品を始めたのでしょうか。
クロマツ先生:はじめは違う作品の野球漫画をやっていたんですが、そちらを編集さんに読んでもらっていて、野球をテーマにした新しい作品を作るときに、前々からやりたいと思っていたスカウトを題材にしたものを提案して、作品になりました。
 スカウトだと高校野球はもちろん、大学や社会人などいろんなカテゴリーに携わることが出来ますしね。

ーーたしかに!スカウトを中心にいろんな選手たちを題材にできますね。では、そんなドラフトやスカウトに携わっている球団スタッフに、お伺いたいことが沢山あるんじゃないですか
クロマツ先生:そうですね…独立でも外国人とか無名な選手、高校中退した選手が独立に行きますよね。あれってどうやって獲得するんですか?

徳島インディゴソックス球団社長・南啓介:基本的にはトライアウトに参加してもらって、そこでアピールした選手に声をかけるか、もしくは前々から声をかけて入団してもらう2パターンですかね。

クロマツ先生:なるほど。じゃあ声掛けするために全国各地に行って選手を見ているんですか?

徳島インディゴソックス球団社長・南啓介:私たちのチームは前々から全国を対象に選手を見に行くことをしていましたが、リーグ全体を見渡すと、ここ2、3年で全球団同じく全国を見るようになったと思います。

クロマツ先生:今って手軽に計測してすぐにデータが取れるじゃないですか。全てをデータで判断するというのは僕はあまり好きじゃないんですけど、それがあるとスカウトって要らないのかなって思うんですけど、実際のところはどうなんですか?

徳島インディゴソックス球団社長・南啓介:たしか計測出来れば一番だと思いますよ。けど私たちのチームもそうですが、高校から独立と各カテゴリーでそこまで計測できるチームはあまり多くなので、私は主観を大事にしています。

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