第1261回 千葉県に現れた全国クラスの強肩捕手・古谷将也(成田)。プロ入りした先輩捕手の背中を追いかけ急成長【前編】2020年10月22日

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【目次】
[1]シニア日本代表も経験し、高卒プロを強く意識する
[2]先輩捕手・田宮からスローイング技術を学び、超強肩捕手へ

先輩捕手・田宮からスローイング技術を学び、超強肩捕手へ



古谷将也(成田)

 中学時代から肩の強さ、パワーには自信があったように、同級生の中では抜きん出た実力を持っていた。ただ、田宮を前にすると、実力の違いを思い知らされる。

「全然敵わないなと思いましたね。正確性が本当に素晴らしくて、今でも勝てる気がしませんね」

 古谷は現役中の田宮にはなかなか聞けなかったが、1年夏が終わり、ドラフトへ向けて練習をしていた田宮のもとに話をやっと聞くことができた。そこで守備について学んだ古谷は手首を鍛えることと脚を使うことを意識した。

「田宮さんも1、2年生までスローイング面で悩んでいたと聞きまして、ではどうやって改善したのかというとステップだけではなく、投げる際にスナップを利かして投げることを意識したと話してくれました。ただスナップを利かすには相応の強さがないといけないので、スナップを徹底的に強化して、どんな体勢でも投げられたと言う話を聞いて、自分もスナップを鍛える練習をしました」

 ただ古谷は上半身の強さに頼るスローイングをしていたため、下半身をどう使うか。そのためにトレーニング面に目を向けた。

「下半身をうまく使うということを考えた時、股関節の使い方が大事になるかなと思って、そのため自分はチームのトレーナーを相談をして、股関節を鍛えたり、うまく使うトレーニングを教わって、また小林 誠司さんのスローイングの映像もみていきました。その結果、下半身を使うスローイングができるようになったと思います」

 足を使ってスローイング。これは言葉にしても簡単にできるものではない。古谷の場合、その言葉を噛み砕いて、股関節を使うトレーニングをしたり、自分のタイプに合った捕手のスローイングを参考にするなど、その努力がスローイング改善につながった。

 尾島監督も古谷のスローイングの成長の過程を高く評価をしている。

「古谷と田宮を比較した時、体の力強さ、肩の強さという点に関しては、古谷が上でした。ただ、田宮は捕手としては珍しいぐらい足をうまく使える選手で、それが二塁送球の正確性、速さにつながっていました。古谷の場合、上半身に頼って投げてしまうところがありましたので、それにいけないということは本人は自覚していましたし、何より良い見本がいたということが大きいと思います」

 こうしてスローイングも平均的に1.9秒台を計測するようになった。

 

 自らの考えで捕手のスキルを高めていった古谷。後編では高校通算25本塁打を生んだ強打や捕手としての成長、高卒プロ志望の理由、目標の選手像を聞いていく。

取材=河嶋 宗一

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