第1226回 県内屈指の巧打者・青木優吾(中央学院)「優勝を目指して後輩たちに良い姿勢を見せていきたい」2020年08月10日

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 県内でもトップクラスの強力打線を誇る・中央学院。その中央学院打線をけん引するのが主将の青木 優吾だ。新宿シニア出身の青木は1年夏からスタメン出場。強敵・習志野戦で古谷 拓郎(千葉ロッテ)からサヨナラ本塁打を放つなど、その能力の高さをいかんなく発揮してきた。現在は170センチ72キロと体つきもたくましくなり、高校通算20本塁打近く、50メートル6秒フラットの俊足を武器にする強打者だ。

 その青木の決意に迫る。



青木優吾(中央学院)

 東京屈指の名門・新宿シニア出身。2017年秋、関東大会で強豪を次々と破り、関東優勝を決めた中央学院の強さに惹かれた。「環境面や、また指導者の方々もとても良い人たちばかりで、そこに惹かれて中央学院入学を決めました」

 青木は1年生から起用され、夏ではスタメン出場も多くなる。そんな青木がヒーローとなったのは西千葉大会準決勝の習志野戦だ。真夏の中、繰り広げられた接戦で青木は大仕事をやってのける。

 5対5の同点で迎えた10回裏、青木はプロに進んで好投手・古谷 拓郎(千葉ロッテ)のストレートをとらえ左翼席に運ぶサヨナラ本塁打を放つ。
「無我夢中でした。今でも本当に打ったのかなと実感がないぐらいのホームランです。

 1年生からベンチに入らせていただいたのですが、そこにはベンチから外れた3年生もいるので、結果を残さないといけないプレッシャーも強かったのです。打席に立った時、マウンド上にいる古谷さんはとても大きく見えました。そういう投手から打てたことは大きな自信となりました」

 

 その後、甲子園も経験。済美戦では3番ファーストでスタメン出場。初打席で初安打。3打数1安打に終わったが、「先輩たちに連れて行ってもらってとても良い経験になりました」と振り返る。

 その後の青木は打撃だけではなく、50メートル6秒フラットの俊足、強肩を生かした外野守備で、主力選手として牽引。2年秋から主将に就任し、チームを引っ張ってきた。走攻守ともにレベルアップし、県内でも指折りの選手に成長。最後の1年、飛躍を誓った時に新型コロナ感染拡大の影響で、千葉も公式戦中止。5月20日、甲子園中止が決まった。中止の後、相馬監督からは「甲子園が中止になって、目標がなくなり、3年生は気持ちが落ちる中、難しい状況だけど、それでも現役が終わるまではしっかりと3年生をまとめてほしい」と願いされ、3年生と団結しながら、練習を重ねてきた。

 それでも自粛期間中でも精力的にトレーニングを続け、現在は170センチ72キロとまだ華奢だった高校1年生の時と比べれば格段に体つきもたくましくなった。

 その証拠に木製バットでの打撃練習では快音を響かせ、長打性の打球も放つ場面も。ヘッドを利かせ、外野遠くへ運ぶ打撃は高校生としてはレベルが高いだろう。

 そして青木はトーナメント制での大会が開催されることに感謝し、「期間は短いですけど、優勝を目指していきたい」と意気込んでいる。高校最後の夏、青木は後輩たちに良いバトンをつなぐために取り組む姿勢にもこだわった。

 「最後の大会なので、後輩たちにも自分の最後の頑張っている姿勢を見て、今まで1年生につれてもらったので恩返しができるように、しっかりと良い姿勢を見せていきたいと思います」

 1年夏から千葉の高校野球を盛り上げてきた県内屈指の巧打者は大暴れを見せることができるか。

記事=河嶋 宗一

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