目次

[1]課題だった守備力の向上を目指して戸塚シニアに入団
[2]メジャーリーガーの動画を見て打撃を研究

 関東地区のリトルシニアで長距離砲として活躍を見せているのが、戸塚シニアの松本ジョセフ選手だ。アメリカ人の父を持つ松本選手は、身長178センチ、体重100キロの中学生離れした体格から、ここまで中学通算23本塁打を放っており注目を集めている。

 「プロに行くことしか考えていない」と力強く語る松本選手に、これまでの成長や高校野球での目標を伺った。

課題だった守備力の向上を目指して戸塚シニアに入団


 親戚や友人の影響から、幼い頃から野球に興味を持っていたと話す松本選手。
 小学校3年生の時に、少年野球チームの清水ヶ丘ジャイアンツに入団して、本格的に野球を学ぶことになった。

 力強いバッティングが持ち味の松本選手であるが、自信を持ち始めたのは小学校4年生頃からと振り返る。人生で初めて本塁打を放った時に、ボールを飛ばす感覚を掴むことができたと明かし、以来その感覚をずっと大切にしてきた。

 小学校時代に放った本塁打は何と通算で70本。
 横浜市南区の選抜チームのメンバーに選ばれるなど、大きな活躍を見せていた。

 「うまく言葉では表現できないのですが、これでもホームランが打てるのかと思うような感覚でした。その感覚を忘れないように、素振りやバッティングセンターでも練習して、ホームランの数も増えていきました」



松本ジョセフ選手(戸塚シニア)

 小学校を卒業後、松本選手はリトルシニアの強豪・戸塚シニアへの入団を決める。
 打撃には自信を持っていた一方で、守備力に課題意識を持っていた松本選手は、守備の基本を重視するチーム方針に惹かれて戸塚シニアを選んだ。

 チームのレベルは高く、練習も非常にハードであったが、疲れている時でも「あと一本」を意識して練習に取り組み、守備力は日々上達していった。

 「入団した時はこれでは高校野球でやっていけない思い、基本的なことから教えていただきました。もう限界だと思うまで練習に打ち込んで、少しづつ上達していったのだと思います」

 持ち味のバッティングに加えて、守備力も向上した松本選手は、1年生の秋からはレギュラーを獲得して「4番・三塁」を任される。下級生ながら主砲として打線を引っ張り、活躍を見せた。