目次

[1]小学校は千葉ロッテジュニア。中学では通算35本塁打。才能は当時から際立っていた
[2]類まれな素質を最大限に生かす技術習得を

 2019年、3季連続で県ベスト8入りを決めた昌平に、高校野球を騒がさせそうな逸材が現れた。その名は吉野 創士。185センチ74キロと恵まれた体格に、遠投105メートルの強肩、50メートル6秒1の俊足に、1年秋の県大会を迎える時点で高校通算21本塁打。

 さらに投げても135キロの速球を投げ込むアスリート型のプレイヤーだ。今、プレミア12のMVPになった鈴木 誠也(広島東洋カープ 二松学舎大附出身)が話題になっているが、その系譜を受け継ぐ可能性を持った逸材といっていいだろう。そんな吉野の歩みを振り返る。

小学校は千葉ロッテジュニア。中学では通算35本塁打。才能は当時から際立っていた


 近年、選手のレベルが高くなった昌平の環境でも吉野の存在感は引き立つ。ライトのポジションから放たれる強肩はダイレクトでキャッチャーミットに収まる。走攻守の中で最も自信があるのが守備で、「特に自信があるのは肩です。外野返球は誰にも負けないつもりですし、カットマンを使わない送球を投げたいと思っています」と胸を張る。

 そして打席に立てば、タイミングに合った時はものすごい打球を飛ばす。多大なる可能性を秘めた吉野の野球人生は幼稚園年少からだった。

 小学校時代は舞浜フェニックスでプレーし、当時はいろいろなポジションをこなしていた。当時からセンスは長けており、小学校6年時には千葉ロッテジュニアに選ばれ、ジュニアトーナメントに出場する。

 そして城南ボーイズに進むと、ショートとしてプレー。守備力の高さには自信を持っていたが、中学2年生の時に守備でミスを犯してしまい、監督から肩の強さを評価され、外野手へ転向する。

 この転向は成功し、強肩強打の外野手として活躍するようになり、中学通算35本塁打の長打力を評価され、報知オールスター東東京選抜に選ばれるなど、ボーイズ屈指の強打者として活躍。県外の強豪校から誘いを受け、そこには甲子園常連の学校の名前もあった。

 しかし城南ボーイズの大枝茂明監督から、吉野の性格上、昌平が一番伸びると勧められ、実際に練習を見てみると、「活気があって、先輩たちは気合が入っていますし、黒坂監督と話をして、昌平でプレーしたいと思いました」と振り返る。

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