第1074回 鮮烈デビューから1年。埼玉を代表するスラッガー・渡邉 翔大(昌平)が目指す道【前編】2019年11月04日

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【目次】

[1]遠くに飛ばすことだけは自信があった
[2]ただフルスイングだけでは通用しなかった

 今年の埼玉県を代表する左のスラッガーとして注目なのが、渡邉 翔大昌平)。1年春から4番に座り、早くも長打力を発揮してきた渡邉。
 2年秋の県大会までに高校通算本塁打は35本。その飛距離、打球速度の速さは恐ろしいものがある。
 そんな渡邉はラストイヤーを迎える。これまでどんな野球人生を歩んできたのか。また自慢の長打力の秘密についても迫った。

遠くに飛ばすことだけは自信があった



渡邉 翔大(昌平)

 野球を始めた時から長打力には自信があった。小学校2年生の時、二松学舎大附でプレーしていた父の影響で野球を始めた渡邉。左打ちになったのは小学校3年生からで、「父が左打ちでしたので、僕も自然と左打ちになっていました」と振り返る。

 高砂ヤンキース時代のポジションは投手。中学に進み、草加ボーイズに入団。草加ボーイズでは、投手から始まり、遊撃、二塁、三塁、外野手をこなしながら、最後は捕手として出場した。

打撃は父から教わった

「父から打撃の全部を教わりましたね。構えから最後のフォロースルーに至るまで、すべてを教えてくれました」

 中学では自慢の長打力が徐々にレベルアップし、2番打者ながら中学通算25本塁打。今まで一番飛ばした当たりについて、「本塁打ではないのですが、センターが深くてフェンスも高い球場で公式戦を行ったのですが、その最深部のフェンス上部に当てる打球を打ったんです。僕にとっては一番飛ばした当たりだったと思います」
 そして昌平に行くきっかけは、黒坂監督の存在があった。

「黒坂監督が僕が出た試合を見ていてくれて、試合後に監督さんと話す機会があったのですが、合った瞬間、雰囲気に圧倒されました。体格もそうなんですけど、オーラを発していた感じがありまして。実際に話をしてみて、監督さんの下でやりたいと思うようになりました」

 そして入学すると、1年春からベンチ入り。さらに4番を任される。5番は同じ草加ボーイズでプレーした吉野 哲平だった。

「いきなり4番を任されて、何も知らないままやっていたので、楽しくやっていました」
 そんな渡邉はいきなり結果を出す。春の地区予選代表決定戦の三郷北戦で本塁打を放った。これが高校初ホームランとなった。
「入ったばかりの1年生が生意気ながらホームランを狙っていました。というのは、同級生の哲平がいきなりホームランを打ったので、僕も打ちたいと思っていて狙ったらホームランとなりました」

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プロフィール

渡邉 翔大(昌平)
渡邉 翔大
  • 昌平
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:177センチ78キロ
  •  
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